すぐ側に ページ25
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「…ねぇ、ミンハオとご飯食べる、って言ったよね」
SN「おう」
ミンハオとご飯を食べようって言うから、ついてきた。
なのに、今目の前にあるお店には"貸切"の文字がかかっている。
「おかしいでしょ!なんで3人で貸切なの」
SN「俺、3人とは一言もいってない」
ああ、やられた。
と、いうことは…だ。
「ほ、ほかのメンバーもいるの…?」
MH「ヌナ…全員いますよ」
ミンハオが困ったような顔で笑う。
それはすなわち。
ジフナもこの中にいるってことで。
「ちょ!ちょっと待って、無理!」
SN「なにわけわかんないこと言ってんだよ。ほら、行くぞ」
思わず後ずさりをすると、後ろにいたミンハオにぶつかった。
「ご、ごめ…」
そのままニコリと笑って、肩を押される。
「え?!ちょっと!」
時すでに遅し。
まさに扉が開く瞬間で。
SN「遅くなってごめんな!スペシャルゲスト連れてきた」
そこにいた人達の目がこちらを向くのが分かる。
その中には勿論メンバーたちの目も。
…ジフナを目の端に捉えたけれど、
直視はできない。
「あ、あーあはは……久しぶり、だね」
逃げ出すのは諦めて、笑顔を向ける。
静かになる空気。
それを最初に壊したのはジュンだった。
JN「え?…ヌナ?」
SG「え?!嘘でしょ?Aヌナ?!」
MG「わー!全然わかんなかったよ!綺麗になってるー!!」
一気にざわつく。
メンバーの何人かがこちらに寄ってくるが、それも一瞬だった。
JH「ここで何してるんですか?」
ジョンハンの声が空間を割いて、辺りがピリッとした空気に包まれる。
「え?」
この感じは、なんだろう。
目の端に捉えたままのジフナは、
一歩も動かない。
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sani(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます!感想いただけて嬉しいです( ; ; )読んでくださりありがとうございました♫ (2022年4月16日 13時) (レス) id: a75bf160ab (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 凄く素敵なお話でした。メッセージで主人公が思わず涙するシーンで思わず私も泣いてしまいました。ジフナと無事に再開出来て結ばれて良かったです。 (2022年4月10日 17時) (レス) @page42 id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - みつきさん» 読んでいただいてありがとうございます(*^^*)とてもあたたかいお言葉、うれしいです!ほかのお話も読んでいただけるとのこと本当にありがとうございます!楽しんでいただけたら幸いです(o^^o) (2019年6月21日 19時) (レス) id: e36f83df04 (このIDを非表示/違反報告)
みつき - 私は作品には作者様の特徴が表れると思っていますが、この作品は文章のタッチが柔らかくて読んでいて穏やかな気持ちになりました。ほかの作品も読ませていただきます。 (2019年6月21日 17時) (レス) id: fe7b9881cf (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - satoetu61さん» わー( ; ; )ありがとうございます!2度も読んでいただけたなんて…感無量です!!嬉しいお言葉も本当にありがとうございます(*^^*)きゅんきゅんしていただけてたら幸いです! (2018年4月22日 19時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sani | 作成日時:2018年4月4日 19時