自分で蒔いた種 ページ47
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「ジョ、ジョンハンくん」
「んー?」
ジョンハンくんがスマホをいじりながら、生返事をする。
「その…女子高生、っていうの、やめてはくれませんでしょうか…?」
「え?」
ジョンハンくんがスマホをしまって、改めて私に顔を向けた。
「自分で言ったことなのに?」
…わかってる!わかってるよ!!自分で蒔いた種だって!分かってるからこそ、こんな風にお願いしてんじゃん!
「あの…めちゃくちゃごもっともなんですけど、思い出して恥ずかし死にしそうになるんで……」
「うん、それを狙ってるんだけど」
「う、」
本当この人いい性格してる……
「じゃあ、なに、なんて呼べばいいの」
「え、普通に名前で…」
「えー、ふつうー」
「いや、うん、ごめん…」
この人は私に何を求めてるんだろう、普通じゃダメなの???
エレベーターの扉が開く。
「おわっ」
真っ先に出ようとしたジョンハンくんが変な声をあげた。
なんだろう、とジョンハンくんの後ろから外をひょこりと覗くと、よく知った姿がそこにあって、私も驚いてしまう。
…ジョシュアくんがそこに立っていたから。
「もーなにー、シュア、びっくりすんじゃん」
ジョンハンくんが文句を言うような口調でジョシュアくんに話しかけながらエレベーターの外に出るから、私もそれに続いた。
「や、ジョンハンから……、Aちゃんに会ったって連絡きたから」
あ、さっきスマホいじってたのはそういう…
ていうか、え、私?
「ジョンハンがまた変なことしてないかと、」
「変なことってなに、俺この子になにもしたことないんだけど」
「…大丈夫?Aちゃん」
ジョシュアくんがナチュラルにジョンハンくんを押しのけて私の目の前にやってくる。
「う、うん、大丈夫…なにも…」
よ、よく分かんないけど、ジョシュアくんの優しさが、なんだか嬉しい。
「…ありがとう」
そう言うと、ジョシュアくんがにこり、と笑った。
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チエ - いえいえ!焦らずsaniさんのペースで大丈夫です!気軽に続きを読めるのを楽しみにお待ちしてます^^ (2021年3月16日 14時) (レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - チエさん» コメントありかとうございます!お待たせして申し訳ありません…( ; ; )続きもすぐに更新できるようがんばります!!嬉しいお言葉、とても励みになります(*^^*) (2021年3月11日 19時) (レス) id: e36f83df04 (このIDを非表示/違反報告)
チエ - いつも楽しく読まさせていただいてます!久しぶりの便新とても嬉しかったです!!続き楽しみにしてます! (2021年3月11日 17時) (レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - 宵さん» コメントありがとうございます!更新ほんとに遅くてすみません( ; ; )速度あげられるよう頑張ります!大好きといっていただけて嬉しいです。本当にありがとうございます! (2021年1月15日 23時) (レス) id: e36f83df04 (このIDを非表示/違反報告)
宵(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです!ジョシュアの独特のテンポが心地良い大好きな作品です。これからも楽しみにしてます! (2021年1月15日 23時) (レス) id: 1aa1083407 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sani | 作成日時:2020年5月4日 23時