◯◯好きのジョシュアくん

私、じゃない ページ3

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いや、まて。

冷静になろう。


ジョシュアくんは、"私"のことを可愛いって言ったんじゃない。


私が"女子高生の格好"をしてたから可愛いって言ったんだ。



『ジョシュアくんの恋愛対象って高校生以下らしいよ』


あの噂がぐるぐる回る。



あの話は本当だったわけか…。




どこか高陽したままの身体にゆるい絶望感が付きまとって、なんとも気持ちが悪い。



水で喉を潤しても、シャワーを浴びても、すっきりしない。


それどころか時間が経つにつれて、さっきのジョシュアくんの「かわいいね」が思考の大半を占めてくる。


溜息を吐いて、ベッドに雪崩れ込んだ。




ジョシュアくん、あのね。


私同じ大学に通ってます。

あなたと同じ学年です。

それどころか隣に住んでます。


なのに、全部、ジョシュアくんは知らない。


びっくり仰天。参りました。


「はぁー…」


もう一度大きく溜息を吐いて、目を瞑った。




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..




「…あー」


朝だ。朝になってしまった。


目覚めは最悪。

夢にまでジョシュアくんが出てきて、ほとんど寝た気がしない。


今日は1限から。

昨日のことに加えて寝不足ときた。



「あー、もう今日はこのまま…」

大学休んじゃおっかな、と言いかけてハッとする。


「ダメだ」


今日の1限の講義はレポート提出がある。


あの教授、授業中に提出しないとそれ以降受け付けてくれないんだよなぁ。


レポート自体は既に仕上げてある。

これで休んで、レポート提出できないとか馬鹿みたいだ。



「はぁー」



重い頭を上げて、ベッドから這い出る。



カーテンを開けると、朝の明るい日差しが私を照らした。




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