衝突１ ページ9
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何度もこんな瞬間を迎えてきた。
根気強く、しつこく食い下がらないと会話が続かない。
悩んでいることを共有してもらえない。
「ジフナ〜」
みんなが呼んでいるように慣れ慣れしく呼んでみる
一瞬こちらに向けられる目。
あれ、イライラしてます？
でもこんなことでひるむ私ではないのだ！ごめんよ！
「私は君のサポートなんだよ？相談してくれなくちゃ分からないよ」
WZ「分からないなら、いいですよ。自分で何とかするし、これまでもそうしてきたから慣れてます」
もお〜〜〜ほんとに強情！
「あのさぁ。何も伝えてもらえないのにどうやってサポートすればいいのさ。
いつもいってるよね？もっと頼っていいんだよ。そんなに信用ないかなぁ？
意地はってないでさぁ！」
WZ「…」
おや？いつもはこの辺で、じゃあここが…と渋々くるんだけどな？
目がいつもより鋭い、
あ、どんどん鋭くなって、顔も赤くなっていく。
・・・やばそう？
「ウ、ウジ…」
WZ「うるさい！本当にうるさいです。もう放っておいてください！
今までのこと何も知らないくせに、僕らの中にズカズカ入ってきて！何がサポートだ！
僕がなにで悩んでいるかもわからないくせに、聞こうとするな！形だけのサポートをしようとするな！
もう全部だ！全部どうしたらいいのかわからないんだよ！！」
怒号。
息は荒く、肩が上下に揺れる。
WZ「…すみませ…」
はっと我にかえったように、うつむきながら呟く。
冷静さを取り戻して、どんどん青ざめていくウジの顔。
…びっくりした。こんなに大きな声が出るのね。
うん、でも合点がいった。
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作者名：sani
| 作成日時：2018年3月26日 16時
