Love Letter (ページ3)

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2年目のある日ページ3

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「A、来月からA＆Rの部署に配属になった」

３年目が目前のある日、人事から言われた

「えっ･･･？A＆R･･･って、あの、アーティストの育成とか宣伝とかの部署ですよね」

人事「あぁ。Aには、デビューを控えた練習生グループの育成スタッフをしてもらいたいんだ」

･･･正直いやだ。

これまで楽曲制作のアシスタントとして
作詞作曲編曲をしているプロの方達のサポートをしながら多くのことを学んできた。

もちろんクレジットに私の名前が載ることはないし、
誰かから大きく感謝されることもないけどそれなりに一生懸命やってきた仕事である。

そこから離れるなんて。

でも所詮は会社員。従う以外、ないんですけど。

人事「あ、もちろん、楽曲制作もA＆Rの仕事のひとつだぞ」

えっ！と顔をあげる。

人事「そのグループの中に楽曲制作の才能があるやつがいるらしくてな、
まぁそのサポートだな。色々手助けしてやって欲しいんだ」

「･･･はい」

曲を作っているのは若干18歳の子だという。
４歳も年下の子なのにすごいなぁ。一体どんな子なんだろう。

まぁ、何はともあれ決まったことはしっかりやりますよ。

お仕事ですからね。

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