検索窓
今日:59 hit、昨日:31 hit、合計:255,456 hit

癒しのヒトコマ ページ8

今日はレッスンは無く、定期の病院に行く日だ。

病院が終われば今日は何も無かったのだが……。

甲「あっユキ姉さん!!お、おかえりなさいっ!!」
『……晴君?』

家に帰れば寒空の下に晴君が玄関先で立っていた。
私は急いで晴君に駆け寄って頬に触れるととても冷たかった。

『うわっ、こんなに冷えて…いつから待ってたの?』
甲「え…いやぁ……その、結構前から…かな?」

そう言いながらえへへっと笑う晴君。
鼻先が赤いのでだいぶの時間が経っているのが伝わってきた。

『もぉ……さっ家に入って?温かい飲み物を用意するね』

そう言いながら晴君を家に入れ、急いで温かいホットココアを用意した。

『……はい、これ飲んで温まってね?』
甲「わぁ…!!ホットココアだぁ〜……んっおいしぃ〜」

とりあえずそれを横目に私は貰ってきた塗り薬などを薬箱に入れる。
……にしても、晴君はここに何をしに来たんだろ?

『……晴君、私になにか用事があってきたの?』

私がそう言うと晴君は「あっそうだった!」と言いながら持っていたカバンから何かの袋を取り出した。

甲「あの……最近忙しそうにしてたから、長尾、弦月と僕の3人でその…これを…」

晴君が袋を開けると可愛らしい小さなテディベアが3つ出てきた。
色は濃い青色と白銀色と淡い紫の3つでそれぞれ3人の髪色だとわかった。

『う、わぁ……可愛い子達だね…!!』
甲「本当は3人で持っていこうって話になってたんですけど…二人が忙しくって…代わりに僕が持ってきたんです」
『そうなんだ……ありがとう』

可愛いテディベアを受け取り抱きしめながら晴君の頭を撫でる。
フワフワしつつサラサラとした髪は本当に気持ちいいと思う。

『ふふっ、ありがとうね…大切にするね』
甲「!!うんっ、姉さんが喜んでくれて嬉しいよ!!」

私がそう言うと晴君はパァっと笑顔を輝かせそう言った。

その笑顔が私にとっての最大の癒しになる。

……やっぱり、晴君は私の癒しだ。

Twitter→←【切り抜き】ユキちゃんの事を話す叶



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (206 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
931人がお気に入り
設定タグ:2j3j , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪鈴(プロフ) - 宝石姫さん» ありがとうございますっ修正致しました! (2022年11月25日 12時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
宝石姫(プロフ) - 9ページの画像 甲斐田晴くんのだけ見れなくなってますよ。すみません 気になってしまったので(コソッ (2022年11月25日 12時) (レス) @page9 id: 14e3876f5b (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - 通知でお騒がせしております…!!少々手直しなどをしております…!! (2022年3月16日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - しずくさん» あ…ありがとうございます(((コソッ))) (2022年3月16日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 闇ノショウくんじゃなくて闇ノシュウくんですよ(コソッ) (2022年3月16日 18時) (レス) @page44 id: 699af2d53f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪鈴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/  
作成日時:2021年11月29日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。