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私がそう聞くとおばちゃんはパッと明るい笑顔を見せて「ちょっと待ってな!!」と言いながら店の奥へと行った
すると、宇佐美さんが私に疑問を投げかけてきた
宇佐美「なんだか……店の人達はAさんの事を認識してるみたいですね」
『うーん……まぁ、私も結構大量に買い込んだりするから覚えられちゃったみたいなんですよ』
ジロ君のご飯やら最近で言うなら康明兄さんのお弁当を作ったりとかしてるので、何かと入り用だったりするのだ
『それに、私自身が作るのが好きですからねぇ……』
宇佐美「そうなんですね…」
そうしていると奥の方からこれたま大きな袋に入った冷凍のこま切れ肉が出てきた
ｵﾊﾞﾁｬﾝ「これ、Aちゃんにってうちの人が置いてたんだよ〜
端切れだけどね、フツーに美味しいから!!持ってって!!」
『いいんですか?ありがとうございます!!』
こうして、買い物は終わり再び調理場へと帰ってきた
『さて、宇佐美さん?ここからが勝負ですよ!!』
宇佐美「は、はい!!」
『まずは手を手首まで綺麗に石鹸で洗うところからスタートです!!』
宇佐美「オッス!!」
それから、野菜を綺麗に洗いお肉も解凍するようにしてから調理開始だ!!
ーー 宇佐美 side ーー
今日はいつも美味しい菓子を届けてくれる縁龍の看板娘Aさんが舎弟の奴らに料理を教えてくれる事になって今はその料理をする所だ
『では宇佐美さん、野菜をカットしますか』
宇佐美「ウッス!了解しました」
俺は全くもって料理が出来ない…なので包丁の持ち方ですら不安になってしまう
宇佐美「(こ、これで合ってるのか?)」
持ってみたもののドスと同じ持ち方しか出来ず、Aさんに確認してもらう事にした
宇佐美「あのAさん…この持ち方で合ってますか?」
『んー?どれどれ?』
野菜をまな板に置いていたAさんがコチラを向いて確認してくれたが少しだけ眉をひそめた
『んー…ちょっと違いますね……後ろ失礼しますね』
そう言ってAさんは俺の後ろへと回って、横から腕を伸ばして俺の手に自分の手を重ねた
宇佐美「ちょっ!?ゆ、Aさん……!?」
『包丁はこうじゃなくって……こうですよ』
すると柔らかく細い指が俺の指に絡みついて正しい持ち方に変えてくれた……が、内心俺はかなり焦っていた
宇佐美「(や、柔らかいし良い匂いがする…ってこの状況はヤバいだろ!?永瀬の兄貴とかに見つかったら…!!)」
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雪鈴(プロフ) - おぺんぺんさん» 本当に遅くなってしまって申し訳ありませんでした!!気に入っていただけたなら幸いです!! (2023年1月6日 18時) (
レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
おぺんぺん - 明けましておめでとうございます。リクエストしたお話とても最高でした！ありがとうございます！ (2023年1月6日 7時) (レス) @page48 id: b8a1915d82 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 雪鈴さん遅れてるけど明けましておめでとうございます！今年もよろしくお願いします✨ (2023年1月2日 22時) (レス) @page47 id: 1f3484379a (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 雪鈴さん、新年明けましておめでとうございます。無理せずに更新をしてください。楽しみにお待ちしております。 (2023年1月2日 15時) (レス) @page47 id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子うさこ - 雪鈴さん！ことよろです！！ 古参としてこれからもだいすきです！ (2023年1月1日 14時) (レス) @page47 id: c8e71fe0b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年10月12日 9時
