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山中「わ、私……一度だけ縁龍さんに行ったことがあって……その時食べた無花果のタルトがとっても美味しかったのを覚えてます!!」
『………………あー、そう言えば…何ヶ月か前に作りましたね〜』
無花果のタルトは私が作ったお菓子の一つだ
丁度時期だったってのもあるが良い無花果を貰ったのでワンホール分しか作らなかったがすぐに売り切れた記憶がある
『懐かしいなぁ……んで、それとこれが何かあるのです?』
その女の半グレ達とパティシエールさん、なんの繋がりがあるというのだ?
如月「どうやら……そのビビアンの一人がかなりの甘い物好きで尚且つ快楽的な女で
自分の理想とする菓子を作れなかったら薬を使って下にいる男達の玩具にしてそれを見てるらしいんだ」
『……え、なにそれ……きっも』
それみて楽しんでると?
『……それで、山中さんが狙われてるわけだ』
紅林「そういう事になるな……」
あ、悪趣味すぎて溜め息しか出ない………
すると、山中さんは口を開いた
山中「女の名前は愛莉って言うんです
その…………その愛莉が求めてるお菓子ってのが恐らく貴女が作ったのではないかと…」
『……私、その愛莉って人知らないんですけど』
私は生憎、女友達と呼べる子が全く居ない
山中「愛莉は元々は良い学校の出らしいんですけど……親の会社が倒産したらしくって……"黒焉中央高等学校"ってご存知ないですか?」
私はその高校の名前に聞き覚えがあった
何故ならば、その高校は私の卒業した高校なのだから……
『確かに、私はそこの卒業生ですけど……愛莉って人は知りませんよ?』
一応、行ってはいたが殆ど教室には居らず調理室に篭っていた
前期テスト、後期テストで点数を取っていれば基本的に自由が許されていた
勿論、私はいつも満点近い点数を取っていたので自由にさせてもらっていたのだ……
ま、かなりの坊ちゃんお嬢様達が行く学校だったのでかなりのマンモス校でもあったから……一人サボったところで痛くも痒くもなかったのだろう
山中「愛莉の奴もそこの高校を出てるんです……
そして、そこで貴方の菓子を食べてそれ以来ずっと探してるらしいんです……」
『…………はぁ?それだけの為にパティシエールさんを襲ってるんです??』
馬鹿馬鹿しくって呆れを通り越して哀れに思えてきたわ
…………こりゃ、お灸を据えないとダメだな
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雪鈴(プロフ) - おぺんぺんさん» 本当に遅くなってしまって申し訳ありませんでした!!気に入っていただけたなら幸いです!! (2023年1月6日 18時) (
レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
おぺんぺん - 明けましておめでとうございます。リクエストしたお話とても最高でした！ありがとうございます！ (2023年1月6日 7時) (レス) @page48 id: b8a1915d82 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 雪鈴さん遅れてるけど明けましておめでとうございます！今年もよろしくお願いします✨ (2023年1月2日 22時) (レス) @page47 id: 1f3484379a (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 雪鈴さん、新年明けましておめでとうございます。無理せずに更新をしてください。楽しみにお待ちしております。 (2023年1月2日 15時) (レス) @page47 id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子うさこ - 雪鈴さん！ことよろです！！ 古参としてこれからもだいすきです！ (2023年1月1日 14時) (レス) @page47 id: c8e71fe0b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年10月12日 9時
