☆三十一話 金色の色男さん ページ4
慰労会(?)から数日経ち、私は縁龍へと再び戻った
最山「Aちゃん、おかえり」
緋音「おかえり…大変だったわね」
『……はい、今帰りましたっ!!』
お爺さんもお婆さんの元に帰れて私はとっても嬉しかった
また、大好きなお菓子作りが出来る…その幸せを噛み締めていた
『………ふぅ、今日もいい天気だなぁ』
私は今、店の外の掃き掃除をしている
休んでいたぶん、しっかりと仕事をしないといけないからね!!
気合を入れて掃除をしていると背後から声をかけられた
?「すみません、少し道をお尋ねしたいのですが…」
『え?道……ですか?』
私は掃除している手を止めて振り返った
するとそこには独特の雰囲気を持った色男さんが立っていたのだ
?「えぇ……この辺に"縁龍"という店があると思うんだが…」
『……縁龍でしたら、すぐ横ですよ?』
私が店の方を指差すと色男さんはハッとした表情をして少しだけ頬を赤らめた
?「お、お恥ずかしい……まさか目の前にあるなんて」
『ふふっ、文字もだいぶ薄くなってきてますもんね…今度修正するって言ってたのでもうすぐ見やすくなりますよ』
実際、縁龍の看板は古く少し文字が見ずらくなってきている
だからお爺さんが知り合いの方に直してもらおうと言っていたところなのだ
『お客様ならどうぞなかに入って下さいな?』
?「あぁ……いや、店に用事ではなくって……」
その色男さんはいつの間にか私との距離を縮めておりそっと耳元で囁かれた
設楽「俺の名前は設楽紀明
ついさっきあんたに惚れしたんだが…この後予定はあるかい?」
…………まさか、仕事中にナンパをされるなんて誰が思うか
そして、この人の顔を見てわかったことがある…………
『(こいつ、女を舐めてるな?)』
どう考えても仕事中であろう女を引っ掛ける男がいるだろうか
……まぁ、世の中に居るのだろう、目の前の人を含めて
そして、私の答えは決まっている
『─────おっとといきやがれ、この色欲魔!!!!!』
設楽と名乗って色男さんは驚いた顔をしていたが私は掃除道具を片付けて店へと入った
『(まったく……そんなに私が尻軽に見えたか!?
バカにしないでよね!!これでもまだまだ乙女だっての!!!!!)』
その後の仕事は何事もなく終わった
仕事を終えてまだ少しムカムカしたのでジロ君に愚痴ってその日は就寝した
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雪鈴(プロフ) - おぺんぺんさん» 本当に遅くなってしまって申し訳ありませんでした!!気に入っていただけたなら幸いです!! (2023年1月6日 18時) (
レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
おぺんぺん - 明けましておめでとうございます。リクエストしたお話とても最高でした！ありがとうございます！ (2023年1月6日 7時) (レス) @page48 id: b8a1915d82 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 雪鈴さん遅れてるけど明けましておめでとうございます！今年もよろしくお願いします✨ (2023年1月2日 22時) (レス) @page47 id: 1f3484379a (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 雪鈴さん、新年明けましておめでとうございます。無理せずに更新をしてください。楽しみにお待ちしております。 (2023年1月2日 15時) (レス) @page47 id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子うさこ - 雪鈴さん！ことよろです！！ 古参としてこれからもだいすきです！ (2023年1月1日 14時) (レス) @page47 id: c8e71fe0b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年10月12日 9時
