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葛葉の表情は分からないが声からして怒ってる…のか?
うーん…葛葉は叶が大好きだからな…きっと知らない奴がそばに居て心配(?)してるんだろうな…
叶「……取り合えず、その剣を納めてくれる?」
葛「……嫌だって、言ったら?」
叶「…それだったら、この子には会わせれないかな」
そう言うと叶さんは私を腕の中に引き込んだ
その行動は私を守るように思えた…いや、守ってくれてるんだ。
『(なんで、会ったばっかりなのに…なぜ、守ってくれるの…?)』
腕の中から見上げた叶さんの顔は真剣そのもので、言葉をかけることが出来なかった。
葛「叶……お前、どうしたんだよ
初対面の…女の味方するなんて変だろ⁉」
葛葉の叫び声…いや、怒号は森に響き渡った。
それは私だって確かに思う、なぜ私を助けるのか…なぜ、私はこの男の腕の中で安心しているのか。
『(人は…怖いはずなのに…なんで、安心してるんだろう…)』
彼が“人ではないから”?……わからない、何も…わからない。
叶「兎に角、彼女の事は僕に任せて…ってAちゃん⁉」
二人の言い合いを聞きながら私は意識を手放してしまった……
〜〜 叶 side 〜〜
僕と葛葉が言い合いをしているといきなりAちゃんが意識を失ってしまった。
叶「Aちゃん‼Aちゃん‼どうしたの⁉」
Aちゃんの顔を覗き込むと頬が赤く、少し息苦しそうに呼吸をしていた。
叶「(もしかして、こっちに来た影響で体が弱まって熱が…⁉)」
かなりまずいかもしれない…早く城に連れ帰って治療をしないと…
僕が彼女を抱き上げで飛ぼうとすると葛葉が剣を目の前に突き付けてきた。
叶「……なにするの?それ、除けてくれる?」
葛「…異界人なんだろ?ほっとけよ。」
叶「ほとけないよ、それに葛葉だって知ってるでしょ?
“【異界渡り】してきた者は保護せよ”って」
そう、この世界…“とあるルール”がある。
それは…【異界渡り】をした者は保護すること。
””
こことは少し離れた【YouTube大陸】で良く起こる現象で、“別の世界から来た者達”を表す言葉だ。
葛葉は俺よりか遥かに長く生きているし、それに…元々、葛葉は大陸出身だしね。
葛「知ってる…けど、お前を危険な目には合わせることなんてできねぇだろ…?」
叶「葛葉……」
葛葉は複雑そうな表情をしていた。
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雪鈴(プロフ) - 咲さん» ありがとうございます!!裏の方では俺って言って欲しいなって欲望が出てしまった…直しておきます！ (2021年7月21日 21時) (
レス) id: de383840ec (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 設定がとても面白くて，一気に読んでしまいました！素敵な作品をありがとう御座います！後，細かくて失礼なのですが，甲斐田さんと弦月さんは一人称僕ですよ，，，！ (2021年7月21日 15時) (レス) id: 7988901400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2021年2月2日 12時
