二十七話 終焉の時＜中編＞ ページ43
ーー 相良 side ーー
俺達は今、Aっていうお嬢さんを連れてこの広い屋敷を走り抜けている
広いからなかなか門まで辿り着かねぇ!!
相良「(くっそ、急いでるのによ……!!)」
お嬢さんはどうやら落ち着いたようで涙を拭っていた
相良「落ち着いたか、お嬢さん?」
『は……はい、ありがとう、ございます』
よくよく見たら中々の美人だ……そりゃ、前の二人が大切にするわけだ
相良「一応、自己紹介しとこうか…俺は相良だ」
『……華実屋A、と申します
今回の事で大変ご迷惑をおかけしてます……』
こうして話してみるといたって普通の女だと言うのが分かる
相良「("普通"だからこそ…憧れるってのもあるのかもな)」
俺達の"普通"とこいつの"普通"は違う、言わば"光"と"闇"の存在だ
"光"が輝いて"闇"が出来る……"光"が無ければ"闇"は生まれない
相良「(………あの二人にとっては大事な"光"なんだな)」
ガラにもなくそう思っていると目の前の二人が足を止めた
?「貴様ら……侵入者だな?
俺達の目の前には日本刀を持った性悪そうなジジィがたっていてその後ろには醜い豚野郎と化粧の濃いババァが立っていた
すると豚野郎が一条を見て目を見開いた
?「お、お前……!!康明か!?何故こんな所にいる!!」
一条「あぁ?………あぁ、クソ親父の弟じゃねぇか…久しぶりだな」
……って事は、アイツがAの結婚相手か?
そう思っているとババァが金切り声を上げた
?「A!!アンタはなに大人しく攫われようとしてるの!!この結婚がダメになったらどうなるか分かってるわよね!?」
『………おかあ、さま』
なるほど…あの化粧の濃いババァがコイツの母親なのか
そうしていると豚野郎が日本刀を持ったジジィに話しかけた
?「祐司君!今すぐあの馬鹿共を切り捨ててAちゃんを取り戻すんだ!!」
?「分かっておりますよ……」
そう言いながら日本刀を持ったジジィは1歩前へと踏み出した
祐司「A、お前は私の傀儡だ……そんな馬鹿達と居るなん……穢らわしい」
『……お父様』
………どうやら、Aの両親共にクソ野郎の様だな
なら、手加減なんて要らねぇわなぁ??
相良「……おい久我、こいつを任すわ」
久我「え……って、相良の兄貴!?」
俺は姫抱きしていたAを久我に渡して一条と共に前へと並んだ
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シャリファ(プロフ) - 雪鈴さん» 分かりました！ (2022年10月11日 20時) (
レス) id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - シャリファさん» リクエストありがとうございます!!メテオと佐竹さん＆千恵さんですね、他の方のリクもありますのでお待ち頂けたら書きます！ (2022年10月11日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 19時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - リクエスト可能ならメテオとの絡みと佐竹、千恵さんとの絡みをお願いします！ (2022年10月11日 19時) (レス) @page44 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 構いません。お願い致します。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年8月2日 14時
