二十八話 終焉の時＜後編＞ ページ45
目の前で行われようとしている事は、きっと…私が望んだ結果なのだろうか?
祐司「くっ………何故私ばかりがこんな目に……!!!!!!!」
一条「てめぇが招いた事だろが…さっさと居なくなってくれやクソジジィが!!」
康明兄さんが私の為に、その手を汚い血で汚そうとしている
『(いや……私が望んでるのはーーーー)』
その瞬間、私の体は弾けた様に動き、テツ君の後ろから飛び出した
久我「え……A!?」
私が望んた事は……康明兄さんに手を汚して欲しい事じゃない
確かに、この世から消えてくれと何度も思った、何度も願った
………けれど、康明兄さんにアイツの汚れた血が付くのが嫌だ
『────お父様!!もうやめて下さい!!』
私がそう言うとお父様は私を方を横目で見て、康明兄さんから距離を取った
祐司「……なんだ、言う事を聞く気になったのか?」
一条「A……!?出てくるんじゃねぇ!あぶねぇだろ!?」
…ほら、康明兄さんはやっぱりすぐに私の心配をしてくれる
でも、お父様……アナタは違うのね
『……アナタの言う事ならなんでも聞きますから、どうか、どうか康明兄さん達の事を許して下さい』
そう言いながらお父様に近付いて行く
お父様の表情は非常に嬉しそうで、尚且つ貪欲そのものだった
祐司「A、よく分かってるではないか…そうだ、お前は私の言う事を聞けば良いんだ」
久我「A…!!なんでだよ、俺達はお前を助ける為にココまで来たんだぞ!?」
……嬉しいよ、でもね…この因縁は私が断ち切らなきゃダメなんだよ
『……ありがとう、テツ君
すっごく嬉しいよ……でもね、これは私の問題なんだ』
今までずっと…産みの親だったから躊躇してた
けれど……そんな躊躇必要無かったんだね
そう思いながら私はすんなりとお父様の懐に入り込めた
祐司「……はっはっはっはっ!!見たか!?これが親子なんだよ!!
お前達は結局
…………えぇ、本当にそうね、お父様?
私は今の瞬間、今日の服を着物にしてて良かったと思ってる
『──────本当に利用されたのはどちらかしら、お父様?』
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シャリファ(プロフ) - 雪鈴さん» 分かりました！ (2022年10月11日 20時) (
レス) id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - シャリファさん» リクエストありがとうございます!!メテオと佐竹さん＆千恵さんですね、他の方のリクもありますのでお待ち頂けたら書きます！ (2022年10月11日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 19時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - リクエスト可能ならメテオとの絡みと佐竹、千恵さんとの絡みをお願いします！ (2022年10月11日 19時) (レス) @page44 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 構いません。お願い致します。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年8月2日 14時
