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あれから、俺は家族とは縁を切りこの渡世に身を落とした
だから、Aがあの後どうなったかまでは分からなかった
五十嵐「ーーーで、どうだと思う?一条」
一条「いいと思いますよ、親父」
親父と話していると下の方が賑やかになった
どうやら親父もそれに気付いたようでニカッと笑った
五十嵐「お、どうやら頼んでいたモノが届いたようだな」
一条「頼んでいたモノ……?」
五十嵐「あぁ、飛びっきり美味しい菓子だよ」
親父はそう言いながら席を立つと下へ行く為の扉の方へと歩みを進めた
俺もそれについて行くと声は鮮明に聞こえてきた
『……へへっ、そう言ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます!!』
可愛らしい女の声……聞き間違えるはずがなかった
その声の主は……俺にとって、大切な奴の声だったのだから
階段をおりきるとその姿を見ることが出来た
あの頃より背もデカくなり、女性らしい見た目になっていた
俺は、その姿を見て嬉しくなった
……だが、あちらはそうとは思ってなかったようだ
『……………………え?』
小さく聞こえたその声は明らかに拒絶の声だった
五十嵐「お、Aちゃんじゃねぇか、久しぶりだな」
親父の口から"A"の名前が聞こえた
一条「(あぁ、やっぱりお前なんだな…)」
懐かしさと、どうしたらいいか分からず見ていると虎徹がAの肩を掴んでいた
それと同時に何とかして言葉をなげかける
久我「おい、Aどうしたんd「A、なんでお前が此処にいるんだ?」……え?一条の兄貴、Aを知ってるんですか?」
虎徹の反応からするとどうやら俺との関係は一切話していないようだ
だが、その言葉がユキの感情に火をつけたようだ
Aの表情は一気に青ざめ、強ばり、持っていた菓子の箱を俺へと投げつけた
"ドッガン!!!!!!!"
「「「「!?」」」」
一条「ぐっ……!!」
『フーッフーッフーッ……!!』
投げ付けられた箱からは様々な菓子がばら撒かれていたが、今はそれを気にする余裕が無い
久我「てめぇ……!!一条の兄貴に何しやがる!!」
『…………っ』
虎徹は俺にされた事でAにキレてしまった
Aは一瞬怯んだが、虎徹を睨み返した
・→←十三･五話 一番君に会いたかった ー 語り手 一条康明 ー
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ゆう - はい大丈夫です。楽しみにしてます。 (2022年12月14日 16時) (
レス) @page2 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます(_ _)相良の兄貴ですね、他にもリクエストがありますので後々になってしまいますがよろしいでしょうか？ (2022年11月30日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - この夢小説を読んでいると楽しいです。リクエストで相良さんを出してください！ (2022年11月30日 16時) (レス) @page41 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - サクラさん» 名前変更ですか……最初は考えたんですがどうしても文字数を取ってしまうので断念してしまったんですよね…申し訳ないです (2022年8月2日 15時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 名前変換はできないんですか？とても面白いお話なのでできれば変換して読みたいです。。 (2022年8月2日 15時) (レス) id: 319352fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年6月26日 11時
