☆ 七話 懐かしき旧友 ページ22
私には歳が離れた男の友達がいた
その人は私が中学生の頃に出会い、一年程度共に居たが私の親の都合で引き裂かれてしまって以来会っていない
『(……元気にしてるかな、
あの喧嘩の強い人だ、どこかのヤクザの組に居るかもしれない
でも、私は普通の人間だから会うことなんて叶わないだろ
『(……そう思ってたけど、ヤクザさんの事務所に入ってたりするんだよなぁ)』
そう思いながら暑い日差しの中店の外で打ち水をする
『ふぅ…打ち水をするだけでだいぶ違うよなぁホント』
今日は暑いので店の中でかき氷が食べられる様に席も用意してある
それを目的に来るお客さんもいるほど夏の定番になっている
打ち水が終わり店の中に入って涼んでいると扉が空いて誰かが入ってきた
『いらっしゃいませ〜』
目線をそちらに向けるとそこにはオレンジ色の髪が美しい男の人が立っていた
そして、その男の人に私は見覚えがあった
あちらもどうやら私に気付いたらしく、目を大きく見開いていた
久我「なっ……A!?どうしてお前が此処に居るんだ!?」
『それで言うならテツ君も!!久しぶりだね〜』
そう、この人は私の旧友の久我虎徹…通称"テツ君"だ
テツ君はそこら辺の不良より強く曲がった事が嫌いな人なのだ
久我「そうか…華実屋……お前の苗字はそう言ってたな」
『え、もしかして……覚えてなかったの?酷くね??』
久我「あ?お前だって自分の苗字あんまり言わなかっただろ??」
『あー……うん、まぁそうだね』
私は自分の苗字があまり好きではない…まぁ、この理由は今度話そう…
それより今はテツ君との再会を喜ぼう!!
『わぁ〜…本当にヤクザさんになってる』
久我「……見てわかるとかお前どんだけだよ」
苦笑いを浮かべながら陳列棚の前に来るテツ君
…そういえば、何処のヤクザさんの所に居るんだろ?
『テツ君って天羽組じゃないでしょ?何処の組なの?』
久我「……黒焉街の京極組だよ」
『京極組……へぇ〜』
久我「"へぇ〜"ってなんだよ…興味無さすぎだろ」
そう言いながらテツ君は私にデコピンをしてきた
『いでっ、乙女の柔肌に何するの!!』
久我「は?それ、どの口が言ってるんだ?お前が乙女ってガラかよ…」
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ゆう - はい大丈夫です。楽しみにしてます。 (2022年12月14日 16時) (
レス) @page2 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます(_ _)相良の兄貴ですね、他にもリクエストがありますので後々になってしまいますがよろしいでしょうか？ (2022年11月30日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - この夢小説を読んでいると楽しいです。リクエストで相良さんを出してください！ (2022年11月30日 16時) (レス) @page41 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - サクラさん» 名前変更ですか……最初は考えたんですがどうしても文字数を取ってしまうので断念してしまったんですよね…申し訳ないです (2022年8月2日 15時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 名前変換はできないんですか？とても面白いお話なのでできれば変換して読みたいです。。 (2022年8月2日 15時) (レス) id: 319352fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年6月26日 11時
