一話 この街の怖いお兄さん達 ページ3
私の住む街は治安が兎に角悪い
不良や怖いヤクザなんてものが沢山いる
不1「てめぇ、俺にぶつかっておいて謝らねぇってのはどういう事だよ!!」
不2「ぶっ飛ばすぞクソアマ!!」
『いや、私はただ歩いていただけでお兄さん達をよけて歩いてたらぶつかられたんですけど?』
こうして、日常的に不良に絡まれることもしばしばある
『第一に幅とって歩いてたのはお兄さん達でしょ?私はちゃんと前を向いて歩いてましたし、お兄さん達にぶつかる理由もありません』
不3「うるせぇわ!!さっさと慰謝料寄こせよ!!10万!それで手打ちにしてやってもいいぜぇ?」
そう言いながらニヤニヤと笑う醜悪な顔は今すぐにでもぶん殴りたいけどグッと我慢した
不1「まぁ?俺達だって鬼じゃねぇ…カラダで払ってくれるな…許してやらなくねぇなぁ」
不良達はそう言いながらニヤニヤしつつ私の体を気持ち悪い視線で見てきた
『(気持ちわる…どうしようかな…)』
どう切り抜けるか考えてるとその不良達の後ろから大きな影が現れた
?「お前ら…なにカタギに手ぇ出してんだ…?」
不2「あぁ…?んだよ、じゃますんじゃねぇ…⁉」
不良達の後ろにはそれはそれは怖い顔のお兄さん達が立っていた
?「取り合えず…おい、飯豊連れていけ」
飯豊?「はい!…おい、ちょっと着いてこいや」
飯豊と呼ばれる青年はその不良達をどこかに連れて行ってしまった
一方、残されたのは白スーツの男の人だ
?「あんた…怪我はしてないか?」
『は、はい…特に怪我はしてないです』
私がそう言うと白スーツのお兄さんは先ほどとは打って変わり優しい笑顔を向けてきた
?「それは良かった…あんたに何かあったら兄貴に顔向けできねぇからなぁ…」
白スーツのお兄さんはボソッとそう言うと再度私の方を向いた
小峠「俺の名前は小峠って言う…その、アンタに会いたいって人が俺の兄貴にいて…」
『………えっと、断ってもいいですか?』
私だって今から仕事だ、だから断りたい
小峠「………だ、よな
まぁ、そうだとは思ってた…アンタはカタギだ、無理を言ってすまない」
小峠と名乗るお兄さんは私に頭を下げてそう言った
……てか、兄貴って、ヤクザの人なのかな?
『…あの、私、お兄さんみたいな人に会ったことないし…貴方の"兄貴"って呼んでる人にも心当たりないんですけど』
私がそう言うと"あー…そうだよな"と言いたげな顔をして苦笑いを浮かべた
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ゆう - はい大丈夫です。楽しみにしてます。 (2022年12月14日 16時) (レス) @page2 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます(_ _)相良の兄貴ですね、他にもリクエストがありますので後々になってしまいますがよろしいでしょうか? (2022年11月30日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - この夢小説を読んでいると楽しいです。リクエストで相良さんを出してください! (2022年11月30日 16時) (レス) @page41 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - サクラさん» 名前変更ですか……最初は考えたんですがどうしても文字数を取ってしまうので断念してしまったんですよね…申し訳ないです (2022年8月2日 15時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 名前変換はできないんですか?とても面白いお話なのでできれば変換して読みたいです。。 (2022年8月2日 15時) (レス) id: 319352fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪鈴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時:2022年6月26日 11時