私は何故か狂人又は強者に好かれるようです【ヒューマンバグ大学】

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パン屋さんの名前の通り、店主さんの名前は"瓜生"さんって言うのか…
てか私、最近顔面偏差値高い人達に会いすぎじゃね?
カリンさんも瓜生さんも高すぎでしょ…

瓜生「お、確かにここら辺じゃ見ない顔だな
初めまして、俺の名前は瓜生龍臣って言うんだ」
『あ…華実屋Aと言います。空龍街の方から来ました』
瓜生「空龍街!それはまた…来てくれてありがとうな」

そう言いながら素敵な笑顔を向けてくれる瓜生さん
この笑顔も人気の理由なのかもしれない

『あ、お店の方は大丈夫なんですか?』
瓜生「あぁ、今ちょうどお客さんが切れたところなんだ」

車の方を見ると本当にお客さんはいなくなっていた
ってことは…今から小休憩かな?

瓜生「それで?うちのメロンパン、食べてみるかい?」
『は、はい!!是非!!食べさせて下さい!!』

私は瓜生さんのメロンパンを求めてきたのだ、是非とも食してみたい!!

瓜生「……っなら、ちょっと待っててくれよ」

瓜生さんは少し目を逸らしながら再び車の方へと行った
そして、カリンさんの方を見ると何故かニヤニヤの笑っていた

ｶﾘﾝ「Aちゃんってもしかして罪な女なのかしら?」
『え?何がです??』

首を傾げながらそう聞くとカリンさんは「気にしなくっていいわよ〜Aちゃんはそのままでいてね」と言いながら優しく頭を撫でられた

そうしていると瓜生さんは片手に一つの紙袋を持って戻ってきた

瓜生「ほら、これが君の求めていた瓜生のメロンパンだ!」

そうして差し出された紙袋の中には美味しそうなメロンパンが入っていた

『わぁ…!!とっても美味しそう……!!』
瓜生「さ、食べてみてくれ」
『ありがとうございます…‼️では、早速…』

瓜生さんからその紙袋を受け取りパンに齧り付いた
するとその瞬間、甘いクッキー生地の甘さとバターがたっぷり使われたフワフワのパン生地の絶妙なバランスが口の中に広がった

『……………!!、上のクッキー生地と下のパン生地が絶妙なバランスを奏でていてとっても美味しいっ!!
それでもって瓜生さんのメロンパンへの愛情も伝わってきます!!本当にとっても美味しいです!!』

それを瓜生さんに伝えて、私は夢中で食べた、そうしてあっという間にメロンパンは私の胃袋の中へと消えていってしまった

『ふぅ……美味しかったぁ〜』
ｶﾘﾝ「ありがとうね〜…ほら、瓜生もお礼を言ったら?」

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