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少し緊張しながら屋敷の奥に進んで行くと見慣れた顔を見つけた
『あれ?小峠さんじゃないですか!』
小峠「え……な、何であんたがここに!?」
そう、あの日以来うちの店にちょくちょくクッキーやマフィンなどを買いに来てくれるようになった小峠さんだった
阿久津「なんだ、小峠…お嬢さんと知り合いだったのか」
小峠「はい…コイツの作る菓子が美味くて…たまにですが買いに行ってます」
阿久津「そうなのか…縁龍の店主の作る菓子は本当に美味いからな…親父もそれを気に入ってよく買ってるんだよ」
小峠「そうだったんですね…知りませんでした」
そう廊下で話していると奥の方から金髪のこれまたイケメンさんが歩いてきた
私が壁の方によると小峠さんも気付いたようで同じく壁側に寄って頭を下げた
小峠「和中の兄貴、カチコミお疲れ様でした」
和中?「至極当然のことをしたまでだ……ん?」
阿久津さんの影に隠れてた私を見つけてジッと見つめてくる和中(?)さん
それに気付いた阿久津さんが私の説明をしてくれた
阿久津「和中、このお嬢さんは親父のお気に入りの菓子店の看板娘さんだ、名前は…確か華実屋だったか?」
『あ、華実屋Aです!!お邪魔しております!!』
軽く会釈をすると和中(?)さんも会釈で応えてくれた
和中「和中蒼一郎だ…よろしく頼む」
『和中さんですね…今度ぜひウチの店に来てください!美味しいお菓子を作って待ってます!!』
ニコッと笑顔を向けながらそう言うと和中さんは少し目を大きく見開いたと思ったら物凄い速さで顔を逸らした
『(ありゃ?なんか変な顔してたかな??)』
阿久津「それじゃ、俺はお嬢さんを親父の所に連れていく」
小峠「はい、華実屋さんも気をつけて行ってくれ」
『はい、ありがとうございます!』
そうして、私は再び阿久津さんの後ろをついて行った
…一方、残された小峠と和中
小峠「……和中の兄貴、大丈夫ですか?」
和中「……華太、お前、彼女の事をよく知っている様だな」
小峠「え、あ…はい、そうですね…
小林の兄貴に言われて少しだけ調べたので」
小峠がそう答えると和中の肩がピクリと動いた
和中「小林……だと?」
小峠「はい、どうやら一目惚れをしたらしくって…」
和中「………そうか
ならば、あいつは敵だな」
小峠「…………へ?」
小峠はその事を聞こうとするが和中は再び元来た道を戻って行ってしまった
小峠「……まじかよ」
その小峠の呟きは空気に溶けていった
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ゆう - はい大丈夫です。楽しみにしてます。 (2022年12月14日 16時) (
レス) @page2 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます(_ _)相良の兄貴ですね、他にもリクエストがありますので後々になってしまいますがよろしいでしょうか？ (2022年11月30日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - この夢小説を読んでいると楽しいです。リクエストで相良さんを出してください！ (2022年11月30日 16時) (レス) @page41 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - サクラさん» 名前変更ですか……最初は考えたんですがどうしても文字数を取ってしまうので断念してしまったんですよね…申し訳ないです (2022年8月2日 15時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 名前変換はできないんですか？とても面白いお話なのでできれば変換して読みたいです。。 (2022年8月2日 15時) (レス) id: 319352fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年6月26日 11時
