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「…恋、しちゃうんですか？」
前向きになるのは絶対にいい事だし
好きな人には幸せになって欲しいと思うのに、
やっぱりAさんが誰かのものになってしまうのは嫌、なんて。
自分勝手で幼稚な自分が情けなくなる。
「もちろん、すぐには無理だけど。でも、優太くんのお陰で、私もちゃんと人を好きになりたいって思ったの。…だから、優太くんにお願いしたいことがあります…」
相変わらず照れくさそうに俯いていた顔を上げると
ほんの少し上目遣いで俺の方をじっと見つめた。
「え…、お願いって何ですか？」
そんな目で見つめられたら断れないし
さっきまでの緊張とは別の意味で
また胸の鼓動が早くなる。
「…まずはどういうものなのか知りたくて。…今度、優太くんの過去の恋愛の話、聞かせて貰えないかな？」
俺の顔を覗き込んで、少し不安そうに、緊張したようにそう言った。
「…全然、俺で良ければ…」
俺の返事に、Aさんは緊張が解けたようで
いつもの可愛らしい笑顔になり
また、２人並んで歩き出した。
今現在好きな人に、どんな顔をして、
昔好きだった人の話をすればいいのだろうか。
でもAさんの表情は切実そうで…。
正直、話したい内容ではない。
だけど、それがAさんの役に立てるならと
俺は覚悟を決めた。
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moco(プロフ) - りんさん» りん様、ご覧頂きありがとうございます！亀更新になりそうですが、続きもお読み頂けたら嬉しいです！ (2019年4月7日 8時) (
レス) id: 169c616d0b (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメント失礼致します。お話読ませて頂きました！これからのお話も楽しみにしています。 (2019年4月7日 1時) (レス) id: 2bc4477fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moco | 作成日時：2019年4月3日 22時
