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#66 ページ4

元太side

告白してからなんとなくAに避けられてるような気がしてた

きっと気まずかったんだろう

でもそれももう終わる

さっきAに話がある、と庭に呼び出された

ベンチに座るAの後ろ姿

抱きしめられたらどんなにいいだろうって思ってた

それは今も変わらないけど

でもAが出した答えなら俺は素直に受け止めるよ







元「A、おまたせ」



『元太、、、』



元「うん、、、話って?」



『、、、ごめんなさい、、私、元太とは付き合えない』



元「、、、うん」



『元太は、、辛いとき、苦しいとき、いつもそばにいてくれた、、、元太のことは大好きなの、、、でも、私の好きと元太の好きは一緒じゃない、、、私は、ちゃかのことが好きだから、、』



ごめんね、A

そんなに辛そうな顔させたかったわけじゃなかったんだ



元「うん、、、そっか、、」



『気持ち伝えてくれたのに、、、ほんとに、、ごめんなさ、』



元「待った!ごめんなさいよりありがとうって言ってほしい!」



泣きそうになってるAも

どんな表情のAも綺麗だけど

やっぱり俺は君の笑顔が1番好きだから

Aには笑顔でいて欲しいから



元「Aの気持ち聞けてよかった!スッキリした!大丈夫!きっとちゃかにAの気持ち届くって!」



元「ちゃかが」



俺が



元「Aほど可愛いと思う子」



Aほど可愛いと想う子



元「この世にはいないよ?」



この世にはいなかったよ



『っ、好きになってくれて、、ありがとうっ』



終わった俺の恋心にさよならしないと

Aが幸せになれますように

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作者名:氷里 | 作成日時:2020年9月1日 22時

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