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黄side

眠くなるまで後1時間その間になんとか
安全な場所に移動したい

頭を回していると
また箱が開いた
従業員出入口みたいや…

「このまま送る前に遊んでもバレないでしょ」
「ここで遊ぶとバレるぞ?」
「倉庫の中なら誰も来ないですよー」

なんかジロジロと見られている…
この人達を振り切って走るのは行けるんやろうか?
そういえば女の子の身体で走ったり運動したなかったなぁ…
いやいや!今そんなこと考えている暇は無い

「まぁ、目的のものは捕まえたから倉庫に移動で」

そう言うとまた蓋がしまった
見られていない今がチャンスと急いで
スマホを確認する

持っているのが見つかったら捨てられるかもしれへん

直ぐに皆からの返信が来ていたけど
個人に返す暇は無い

外に出てくれたお陰で電波も拾えるので
今いる場所をみんなに送る

箱が動いている中で文字を打つのは酔いそう…

近くで仕事しているメンバーは?
マネージャーさんはいつ戻る?

どれが逃げるのにベストかを必死で考えるけど
パニック状態の頭は回らへん

しばらくしてゴンッと音がなり止まってくれた

箱が開いて外を見ると
局内の大道具の保管室の様やな…

「騒がれたら困るから口を塞げ」と
俺に手を伸ばしてきたからするりと避け
箱から脱出

そのまま全速力で走る

通路に置かれた大道具を倒したりして
なんとか時間を稼ぎつつ出口を探す

取り押さえるのがメインの命令やったのか
大柄の男だったので細い道を通り抜けて逃げる

でも体力がなくて直ぐにバテてくる…
兎に角!局内に戻ろう!と
廊下を走る

こんな追いかけられてたら怪しいと
助けてくれる人が居るかもしれない!

でも何故か道中人と会えなくて
ずっと追いかけられている声だけが響いている

誰かー!誰かおらへんのか!!

階段を上がり楽屋が並ぶ通路へ
ここならタレントさんとかも居るはず!

知り合いが居ないか探しながら走っていると
よく知った名前の扉を見つけて
鍵がかかっていないことを願いつつ開けると
簡単に開いてくれた

着替えようのカーテンにするりと入り
奴らが通り過ぎるのを待つ

ドタドタと言う音が遠くへいった…

その場に座り込みスマホを取り出す
ひとまずこの楽屋の主は俺を探しているのかもしれないので
楽屋に戻るようにお願いする

息を整えていると
バンッ!と扉が開いた
恐る恐るカーテンから覗くと
呼び戻したアイツやない…誰やねん…

息を潜めて耐えるしかない

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作者名:あい | 作成日時:2022年5月15日 0時

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