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黄side

ふわふわとトントン…
なんか揺れてる…
眩しい世界に目を開けると
移動しているのがわかる…

黄「へ?」
紫「お、起きた?」
黄「はまちゃ?」
紫「今受付終わって先生のところまで移動してるから着いたら下ろすな」
黄「いや、歩ける…」
紫「いや、淳太のサンダルシゲが持ってるから今裸足やで」

そう言われて足を見ると確かに靴を履いていない

人の靴取っていくとか…アイツは猿か!

黄「はぁ…頼むわ」

落とされないように首にしっかり掴まる

紫「落とさへんよ。てか軽すぎひん?最近食べてる?」
黄「最低限はな。でもサプリで補ってるし大丈夫やで」
紫「なんか美味しいものでも食べに行こか」
黄「忙しいと何食べても美味しいって感情にならへんねん」
紫「落ち着いてからやないと無理か…」

しばらくすると先生の部屋へたどり着く

神ちゃんが「失礼します」と扉を開けてくれてみんなで入る

先「あ、みなさん!どうぞ、奥へ」
橙「あ、すみませんねぇ」

みんな分の椅子を並べて座る
やっと俺も下りる

赤「はい!靴!」
黄「人のん取っていくなや」
赤「やって落としそうやったもん」
黄「子供やないねんから」

先「説明いいですか?」
黄「あ、お願いします」

先「まず、中間さんが飲んだ薬の解毒薬のレシピが見つかりました」
桃「お!なら戻れるんですね!」
先「それが…問題が見つかりまして…」
黄「なんですか?」
先「飲んだら確かに男の体に戻りますが、48時間でまた症状が再発します」
紫「なら完全には治らへんの?」
先「最初に飲んだ時間からの比例なのか、その辺がまだ分からなくて…」
青「淳太のこと実験台にするつもりですか?」
先「いえ!決してそのような事はしません!ですので完全版ができるまでお時間いただきます…」
黄「わかりました。でもそれだけなら呼び出さなくて電話で良くないですか?」

わざわざメンバーみんなで来たのが
無駄やったやないか

先「本題はここからでして…前の実験室の件はどうやら盗難が目的だったようです」
赤「盗難?」
先「僕の開発した薬を盗んで自分たちの商売にしようとしている人が居るようで」
緑「そうですか」
先「その人たちは許可なく性転換をあちこちでしているようで」
青「うえ!?」
先「その上で少子化対策だと悪いことでは無いのをアピールしているようです…」
橙「でも変わってもうた人は?」
先「どうやら人身売買で連絡がつかないんです…」
紫「売られたってこと?」

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作者名:あい | 作成日時:2022年5月15日 0時

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