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黄side

普段ならちゃんとお洒落して出かけるけど
今日はそんな事言えないので練習着だけ詰める

1人で下に待たせるのがなんかアカン気がして
部屋には入れたけど時間もないので
さっさと行かないと…

黄「よし。流星ー」
青「あー?」
黄「行くでー」
青「あ、コップ洗わんでええの?」
黄「帰ってきてから洗うから置いといてー」

玄関へ先に向かいつつ声を張ると
リビングからのそのそと現れる

青「用意はやー」
黄「遅刻したらあかんからな」
青「えー折角家入れたからもっとイチャイチャしたかったわー」
黄「なんやねんそれ。メンバー同士でイチャイチャして何の得があるねん」
青「えー、でも…」
黄「ひゃっ」

文句を言ってくる流星を無視して
靴をひとつカバンに詰めて
今の俺はサンダルを出していると
後ろから抱きしめられる

黄「な、何?」
青「怒るつもりは無かったけどさ」
黄「?」
青「簡単に人を家に入れたらアカンで」
黄「なんで?メンバーやん」
青「俺はしっかり我慢するけど、襲われたらどないするんよ」
黄「してくるようなやつは居らんって」
青「現に俺は我慢してるだけでもし身体が違ってたら襲ってたかも」
黄「え…」
青「今は女なんやろ?俺は淳太が好きなの。やなら淳太が望まへんならせんよ。でも女やと力でも負けてまう」

確かにシゲとの時を思い出す…
てかコイツにも紳士的なところはあるんやな…

青「ま、淳太の場合男でも力負けそうやけどな」
黄「おい、余計なこと言うなよ」
青「とにかく!もっと警戒して?」
黄「メンバー相手に警戒なんかするわけないやん…」
青「被害にあってからやと遅いねんで」
黄「ひぅっ!」

そう言って首元にキスをしてくる

黄「ちょっ、離れろって!」
青「家に招いたんは自分やろ?責任取って」
黄「っぁ…」

舌先で首を舐めあげられて
ゾクッとした刺激が身体を走る
力が不意に抜けてしまったのをいい事に
2人とも玄関に座り込む

耳の裏辺りで音を立てながらキスをしてくる

黄「ゃ…」

手を退かせて逃げようとするけど
力では適わへん

青「わかった?」
黄「ぁ…」
青「このまましてまうこともでけるねんで?気をつけてや…」
黄「ご、ごめんなさい…」

ん?なんで謝ってるんやろ?

青「分かったならええ。よし行こか」
黄「う、うん」

やっと離されて靴を履き始める

黄「ふぅ…」

鼓動の早い胸を抑えるために1度深呼吸

青「あ、我慢したご褒美は貰うわ」
黄「へ?」

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作者名:あい | 作成日時:2022年5月15日 0時

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