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黄side

あまりに悲しそうな目で話すシゲを見てるのが嫌で

黄「いや、俺も悪いからおあいこにしよ?」
赤「ええの?」
黄「うん!やからもう急にこういう事せんといてな?」

そう。
こういう事無理やりせんかったらええだけの話

赤「わかった!もうキスせん!」
黄「……そうやな」

シゲとのキスが気持ちよかったなんか
今のタイミングで絶対言ったらあかんな…

女の子の言う濡れるってこういうことか…って
今痛感しておる…

下着気持ち悪…

赤「今日は淳太がこのベッド使ってや。俺リビングで寝てるからなんかあったら直ぐに言うてや?」
黄「うん!わかった。ありがとうな」
赤「…ほんで…さっきのは忘れて?ホンマに。なんも知らんかったに戻すのはムズいんわかってんねんけど、俺ももう好きとかやなくなる様に頑張るから…」
黄「…うん………忘れる…」
赤「淳太?」
黄「ん?」

少し距離を開けていたはずやのに近付いてくる
そんな、シゲにドキッとしている

赤「忘れられへん?」
黄「…うん」
赤「忘れたくない?」
黄「………うん」
赤「もしかして気持ちよかったん?」
黄「え…」
赤「いや、さっきから足もじもじ動いてるで?」
黄「いや!………ぁの、…えっと………」
赤「そっか。なら俺まだ可能性ある?」
黄「それは………わからん」
赤「そうかそうか」

ティッシュならこっちあるから!
なんてご機嫌に用意してくる

赤「あれ?女の子ってどうやって抜くんやろ?」
黄「アホ!!///」
赤「手伝いいるなら呼んでな?」

さっきよりかなり機嫌よく出ていった

ホンマに…もう……
どうしよ…俺男やのに。
どきどきしてて正解なんやろうか…

自分の今後が心配や…

そう思ったけど今は寝るしかない!と無理やり
その日は眠りについた




次の日からシゲはいつも通りに接してくれた
まるでキスもなかったことになってる

俺はシゲのあのキスを忘れてないのに…
思い出しただけで少しピンクな気持ちになってまうのに…




この後男に戻るまで
以前より時間がかかったので
メンバーには沢山迷惑をかけてしまった

その事も含めて先生に相談をすると
先生いわく
男女の関係になったり、身体が女性として働き始めると
戻るのが困難になるのかもしれない
と言われてしまった…

もし女になってしまったら…
俺の不安は強くなっていくのであった


END

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作者名:あい | 作成日時:2022年5月15日 0時

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