過保護者達 (ページ23)

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黄side

シゲがキッチンでなんかしてるから
遠慮なくリビングのソファに座る

ふかっとしていてええやつなんやろうな
テーブルに置いてあるリモコンをとりテレビをつける

赤「遠慮なくとは思ったけどほんまくつろいでるやん」
黄「ええやろ？」
赤「ええよ」
黄「シゲ彼女は？」
赤「んえ！？」
黄「今の声どっから出てんねん」

凄い素っ頓狂な声出てたで

赤「お、お、おらん」
黄「何焦ってんの？」
赤「な、なんで？」
黄「いや、彼女居るのに本来男とはいえ、女の子家に上げて良かったんかなぁ？って」
赤「あぁ！大丈夫！俺ん家に女の子入れてへんから！」
黄「なら、俺で良かったん？中は確かに男やけど見た目は女やん？週刊誌とか…」
赤「大丈夫やろ！マネージャーの車やったし、おんぶしてる時も毛布でくるんでたし」
黄「ならええわ」

謎に焦っていたけど納得したみたい

赤「晩御飯何がいい？」
黄「なんでもええわー」
赤「ならあるもので作るわー」

料理をしにキッチンへ行ってしまったので
カバンからスマホを取り出す

何件か連絡が来ていて開くと
俺が変わったのをシゲが報告したから
心配の連絡と
先生からの連絡やった

なになに。
先に先生の読んでおこう

内容としては
何度も変わるのは危険と言うこと。
ならない様に気をつけて欲しいとな…

最後に前とは完全に同じでは無いので
完治するかわからないけど薬が出来たとあった

黄「んえ！？」
赤「ど、どないした！」
黄「見て！薬できたって！」
赤「へ！？……でも、これ効くん？」
黄「物は試しやろ」
赤「他に変な症状とかでんかな？」
黄「危ないって言いたいん？」
赤「いや……うん………まぁ」

確かにこれ以上みんなに迷惑かけられへんしなぁ

黄「わかった。みんなで話し合お？」
赤「せやな。はい！ご飯できた！」

簡単なものとは分かっていたけど
チャーハンって

赤「文句言うなよー」
黄「アリマセンー」

2人で並んで食べる

赤「どう？戻りそう？」
黄「いや、なんも変わらへんわ…」
赤「明日の仕事は？」
黄「打ち合わせだけやから何とかごまかせそうな気はしてる」
赤「ならその後にみんなで話し合おか」
黄「そうやな」

赤「あ。あの…帰るん？」
黄「へ？」
赤「もう遅いし、泊まっていったら？」
黄「そうやなぁ…どうせマネージャーに迎えに来てもらうしな」
赤「お風呂！準備してくる！」

元気に走っていったけど
そう言えば俺着替えないやん…

スマホでコンビニを検索するか