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黄side
前までは身体が変わると焦りや
不安が凄かったけど
だんだん慣れてきた
そのせいで普段と変わらずに過ごしそうになるから
こうやって怒られる
赤「俺着替えるけど、誰か来ても開けたらアカンで」
黄「分かってるよー。俺は子供か」
シートに腰掛けて
スマホを取り出す
先生に報告しておかないと…
先生に送ると直ぐに返信がきた
なになに…
・体温変化を記録して欲しい
・女性としての感情が湧くことが報告されたのでどうか連絡して欲しい
・今その身体の状態を楽しんでストレス発散へ繋がっているのか
なるほど…
1個目は経過観察として大切やな
2個目はよぅわからんしパス
3個目は繋がってるんやろうか?
ただメンバーと居る時間が増えてくれると戻るのも早くなっている気はしている
赤「お待たせー」
黄「なぁ、先生からこれ返ってきた」
赤「ん?なになに??」
スマホを見せると
俺の手ごと掴んで読んでいる
そっか
俺、手も小さくなってるんやな…
シゲのが大きくて俺の手も
包み込んでるもんな…
赤「1個目のは体温計借りてこよか?」
黄「帰ってからでええよ。今スタッフさんから借りて変にバレるの嫌やし」
赤「確かにそうやな」
黄「やから後でにするわ」
そう言うと俺の前髪を避けて
シゲがおでこを合わせてくる
突然の顔面ドアップにビックリしてもうたけど
熱計ってるんやな…
赤「今は熱くないな」
黄「変化する時が凄いだけなんよ」
赤「じゃあ2個目は?」
黄「そんなんわかへんなぁ。恋愛もしてへんし」
赤「ほら!こんなにも近くにイケメンいっぱい居るねんで?ドキッとしたりは?」
黄「…ないな」
赤「え!?なんで!!ほら!俺とかどう!?」
黄「なにそれ笑かっこいいつもりなん?」
謎に色んなポーズをキメてくるけど
どれも面白いだけやわ
赤「なんでやねん!」
黄「だから俺は2番のやつには当てはまらへんわ」
赤「最後なんやっけ?」
黄「この身体を楽しむことでストレス発散になっているか」
赤「これは?どうなん?」
黄「うーん。身体を楽しんでるってか、この身体を隠す為にみんなが俺の周りのことしてくれようとするやん?」
赤「そうやな」
黄「それが遊んでる感じあってリラックス出来てるのは事実やな」
赤「なら!俺らと遊んでるのはいい効果って事か!」
黄「そうやな。ありがとう」
赤「もし!もっと遊ぼ!」
黄「あははは、そうやな。この後も頼むな?」
赤「任せとけ!お持ち帰りする!」
黄「はぁ!?」
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作者名:あい | 作成日時:2022年5月15日 0時