過保護者達 (ページ12)

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ファッションページ12

緑side

久しぶりにみんな集まった日

打ち合わせやねんけど
朝から夕方までの予定で
各々忙しくさせて頂いている中での
全員集まるのが嬉しいのか
シゲとのんちゃんは淳太にめっちゃ絡んでいる

黄「もー！うざいって！！」
赤「あ！逃げた！」
桃「待てー！」

他のメンバーもボケまくるから
ツッコミに疲れた淳太は
楽屋から外へ逃走
安定の2人が追いかけて出ていったわ

橙「今日の打ち合わせのん進めておこっか」
青「そうやな。あれ？資料足りてないやん。コピーしてくるわ」
紫「いけるか？」
青「量ないし大丈夫やで」

流星も打ち合わせ用の部屋から出ていく

緑「俺も今のうちにトイレ行っとこー」
橙「そうやな。俺も行っとこー」

スタッフさんがまだ到着してへんから
かなり自由に動き回ってる

照史と2人でトイレから廊下を歩いて戻っていると
前からのんちゃんがすごい勢いで走ってきた

桃「2人共！」
橙「廊下走るなよー」
緑「小学生みたいやな」
桃「大変！早く！！」

俺らの腕を掴んで走り始めるから
ついて行くしかなくて

橙「なんやねん！」
緑「のんちゃん！？」
桃「淳太が…」
橙「！急ご！」

淳太に何かあったことしか分からへんかったけど
急いで打ち合わせ部屋へ戻る

扉を開けると
みんな揃っていた

橙「淳太くん！？」
黄「はぁ…はぁ…」
緑「何があったん？」
赤「遊んでたら急に苦しがりはじめて」
青「俺が通りかかったから抱き上げて連れてきたわ」
紫「淳太？なんかいるか？どこが痛い？」
黄「はまちゃ…」
紫「なんや！なにかするか？」

濵ちゃんの手を強く握ってるけど
なにかするか？には首を振るだけ

紫「え！淳太熱！！」
橙「やっぱりか。淳太くん、先生の連絡先教えて？」
黄「すまほ…」

俺の目の前にちょうど淳太のカバンがあったので
申し訳ないけど勝手にスマホを取り出す

緑「はい！スマホ」
黄「ん…」

スマホを操作する指も震えてて心配になる
スピーカーにしつつ先生へ電話をかける
数回のコールの後繋がった

先「もしもし？」
黄「せんせ…」
先「中間さん！？」
橙「もしもし！すみません！ウチの中間がまた熱もって苦しみ初めましてー」
先「え！変化はしてますか？」
橙「見た目としてはまだしてないと思います」
先「熱は高いですか？」
橙「触った感じですが高そうですね」
先「熱を下げさせるようにしてください！体の変化は止まりませんが高熱すぎると他に支障が出るかもしれないので」