過保護者達 (ページ11)

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黄side

お大事に！と先生たちにお見送りされて
事務所へ戻る

緑「これからどないする？」
黄「どないもせんよ。いつもと一緒」
緑「そっか」

事務所へ戻ると
皆が会議室で話し合いをしていたみたい

橙「淳太くん！いっその事女の子として楽しんでみたら？」
赤「おしゃれとか好きやん？」
桃「好きな服買いに行こ？」
紫「買い物の車とか荷物持ちなら何時でもするし！」
青「俺も女の子のコーデ考えてみたーい」
緑「アホや…なんの話し合いしててん！」
黄「みんなありがとう。こうなったからには仕方ない！今を楽しむわ！」

マネージャーさんたちも
なるべく身体張る系の仕事は避けるように
調整してくれているみたい

マ「あの。相談ですが」
緑「んー？」
マ「なるべく女性らしい服装をするならメンバーとの移動は避けて頂いて…」
橙「無理！」
赤「そうやで！可愛い子ほっといてナンパとかあったらどないすんねん！」
青「なんなら俺と住まへん？」
紫「流星とは危険やろ。俺にしとき？」
桃「濵ちゃんも危ないわ！」
緑「ほら！俺はオカンやろ？周りのこと全部してあげるで？」
黄「マネージャーさんの言う通りやろ。皆とおったら写真撮られる可能性やって高くなるやん！」

マネージャーさんはそういう事を言いたいのに！

赤「撮られたら責任取って一生面倒見るからー！」
黄「今は女でも男に戻りますけど！？」
橙「男でも女でも関係ないって！俺のが淳太くんを幸せに出来るから」
紫「いやいや、俺やってばー！」
桃「最年少のイケメンが好みやないの？」
青「俺のこと好きやろ？」
緑「俺の恋人やろ！」
黄「誰ともお付き合いしません！！」

結局関係ない事で揉めてるやんけ！
でも皆が普段通りに笑ってる
この空間にホッコリするなぁ…

あれ？

黄「あつい…」
橙「淳太くん！？」

近くにいた照史の腕を掴んで体勢を保とうとするけど
熱くて…

緑「そこ座らせてあげて！」
紫「淳太！椅子ここやで！」

みんなに誘導されるように座る

青「なんかいるか？」
赤「水ならここにあるから！」

俺の視界は狭くなっていく

真っ暗の中
遠くでみんなの声が聞こえて目を開ける

紫「お！淳太！」
赤「淳太！戻ってるで！」
緑「良かったな」
黄「え？」

胸を触ったらぺったんこ
下を触ったらちゃんと付いている…

黄「戻った！」
青「ストレスが減ったんかな？」
橙「きっかけ分からへんけどよかったな？」

この日を境に俺の
性別コロコロな日々が始まった

END