りゅせじゅんの世界2

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青side

最近誘っても全く淳太が家に来てくれない…
何かしたっけ？
下心は隠してた
一緒に寝るのはほんとに拷問やと思っていたけど
寝顔を見ると淳太が言うまでは何もしないでおこうと
耐えることが出来た

気付けば
淳太の物が家に増えた
下着やケア用品。淳太の本、勉強用のノートとか
どんどん増えていて部屋の一角に淳太のコーナーが出来てきていた

なのに！！
なんで断られるんやろ？

桃「淳太！ちょっとええかな？」
黄「んー、何？」
桃「外行こ？」
黄「え？ここじゃあかん話？」
桃「そうやから…」

最近2人が話しているのを良く見かける気がする
少し経って帰ってきたかと思うと
淳太の顔が苦しそうに悩んでる顔してる

青「淳太？」
黄「ん？」
青「少し外でよ？」
黄「うん…」

元気がない
俺が何とかしたい

人気のない所へ着き
後ろを着いてきていた淳太を抱きしめる

青「なんかあった？」
黄「へ！？いや…」
青「悩んでるやん」
黄「うん…」
青「俺に話して？」
黄「また今度な…」
青「頼りない？」
黄「違う！…俺の考えがまだまとまってないねん」
青「今の辛そうな淳太に俺はなんもしてあげられへんの？」
黄「こうやって抱きしめてくれるだけで俺は助かってるよ」

そう言って軽くキスをして俺から離れて戻って行った…
何を望と隠してるんや…

【浮気】
なんて思わない
淳太がすごく嫌いなことやから

でも…じゃあなんなん？
分けんからん！
むしゃくしゃするわ…
再開の声がかかるまでここに居よう
じゃないと人に当たってしまいそうで…
窓越しにぼーっと外を眺める

桃「お！流星！おったおった！始まるで！」
妙に明るい望の声に腹が立っていた

青「わかった」
桃「元気ないやん！どうしたん？」
青「関係ない」
桃「いやいや、ほんまどないしたん？淳太となんかあったん？」
青「お前はええよな…」
桃「なにが？」
青「俺は淳太に何もしてあげられへん…」
桃「え？」
青「さっき、淳太と何話してたん」
桃「え、あ、いや…他愛もない話やで！」
青「そんな顔してなかった」
桃「ほんまほんま！」
青「お前も淳太のこと好きなん？」
桃「え！？違う！」
青「はぁ…どうやろうな…」
桃「ほんまやって！淳太のことそういう目で見たことないって！」
青「じゃ、最近2人でコソコソしてんのなんやねん」
桃「それは…事情があって…」
青「あー！もう！ほっといてくれ！」

呼びに来てくれてありがたいはずやのに
望の声を無視して俺は仕事に戻った

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