りゅせじゅんの世界2

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青side

明日の夜、本を貰ってから話し合いをしたいから
俺ん家に来て欲しいと淳太へ
メッセージを送るとOKのスタンプが返ってきた

みんなの喜ぶメッセージを見ていると
淳太の言っていたことにも納得出来た

そうやな…私情でチャンスを潰すのは良くない…

ただ俺は耐えれるんやろか？
淳太を前に演技をせやアカンねんもんな…


そして翌日本を貰い
読み流していく…

青「なんこれ…」
マ「ちょっと直ぐには進めれそうにないですね…」
青「そやな…頼むわ」
マ「正直僕はこの監督さん信用出来なくて…」
青「え？なんで？」
マ「好みの人を出演者にして枕営業させているという噂がありまして…お二人共男性ですが…この様な題材ですし…」
青「危なさそうやな」
マ「余罪がないな今探っていますので」
青「頼むわ」

もし淳太か狙われたら…
メンバーには申し訳ないけど
この仕事は断ろう

本を読み進めると

青「ん？」

この設定を見直す…
うん。これはアカン
断ろうと決めつつ
読んでいるうちに次の仕事場へ到着
今日の相方はシゲ

赤「うぃー。おつかれー」
青「おつかれ」
赤「疲れてるなぁ！どないしたんよ！映画も決まったんに！」
青「それが問題やねん」
赤「なんでやねん淳太と一緒で嬉しいやろ？」
青「嬉しくないわ」

シゲの席の前へ本を投げる

赤「お！もう出来てるんや！早いやん！」
青「悪いけど断るな」
赤「え！？主題歌やるんやろ！？」
青「それ以上にあかん事だらけやねん」
赤「仕事やん！何がアカンのさ！」
青「見てみろって」

渋りながらも本を読み出すシゲを横目に
ロケの準備を進める


赤「なぁ、流星の断るってのは恋人としての発言やんな？」
青「当たり前や」
赤「でも仕事やし。演技やで？」
青「それでもアカンの」
赤「自分一人の気持ちで俺らの仕事無くすつもりかよ」
青「はぁ！？やれ言うんかよ」
赤「なんとか曲げようあるんやないん？100ゼロの話で決めんなや」
青「恋人のこの設定に賛成しろって？」
赤「流星が淳太を大切で大好きなんも分かってるけど仕事となれば話は別や」
青「ありえん。断るわ！」

シゲは恋人やないから
わかってへんねん！

ノック音が聞こえた

スタッフさんが撮影開始を伝えてくれる
2人で仕事へ向かう

赤「淳太は？なんか言ってるん？」
青「本貰ってからはまだ話してない」
赤「貰う前は？」
青「お前と同じようなこと言ってたわ」
赤「やろうな」
青「あ？」
赤「お前より俺のが淳太の考えがわかってんねん」

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