りゅせじゅんの世界2

おやすみの前に ページ17

黄side

バタバタな日を送り続けている…
食事も味が分からない…
寝たのは何時？

アイツの「俺どれぐらい寝てた？」を
使いたくなるほど寝れてない…

髪を切ってよりイケメンな顔が見えるようになって
ほんまはゆっくりと彼と過ごしたい…

倒れないように
栄養とって睡眠取って…

今日も最低限してベッドへ…

さっきまでメンバーきゃっきゃっ騒いでいたはずやのに
1人になると力入らへん…

ﾋﾟｺﾝｯ

スマホの音する…カバンやっけ？ポッケの中？
あれ？俺どこにしまったっけ？

ﾋﾟｺﾝｯﾋﾟｺﾝｯ

あ、連続でなるならきっとグループや…
なら明日の朝でいいや…

このまま寝よ…
アラームは遠くでも鳴ってくれたらいいや…

ﾋﾟｺﾝｯ

…

ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ

やたらうるさいなぁ…
通知切ったろか…てかバイブなってるってことは
電話？
もう…寝るのに…

仕方ないと立ち上がって
スマホを探す
カバンの中がピカピカ光っていて
存在を教えてくれる

その光を手に取ると画面には【流星】の文字
仕事じゃないと予想して
通話ボタンを押して布団へ帰る

青「もしもーし！淳太？？もしもーし！！」
黄「はいはい…なん？」
青「ちゃんと帰ったら連絡してって言うたやーん」
黄「言うてた？」
青「なんか疲れてどっかで倒れたりしたら心配やからちゃんと着いた報告してやー」
黄「ソクバッキーや」
青「心配なだけですー」

ちょっと拗ねてるような言い方や…

黄「んー着いてるしもう寝るわー」
青「ちゃんと戸締りしてや？」
黄「ふふっ、おかんか…」
青「寝るまで電話しといたろか？」
黄「流星も疲れてるねんからしっかり休みなさい」
青「淳太のがおかんか」

演出家としても

黄「流星…」
青「ん？どうしたん？」
黄「次いつ会える？」
青「明日も会えるやん」
黄「違う…仕事なしで」
青「いつでも会えるよ」
黄「今から行ってもい？」
青「え？今から？？もう遅いし休まないとアカンで？」
黄「タクシー捕まえるから」
青「いやいや！音的にベッド居るんやろ？」
黄「着替える…」
青「今の淳太が外に出るのは危ないから！」
黄「移動ぐらい大丈夫やって」
青「タクシーに誘拐されたらどないするん！？」
黄「こんなおっさん誘拐されません」
青「少し待ってて！急ぐから！！」

ﾌﾟｯと切れてしまった…
1人だし寝るだけと下着しか身につけてなかったので
一応ハーフバンツと過去のツアーTシャツを着てみる

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