2 紫side ページ2
固まっている淳太の肩を
トントンっと叩いてやると
一瞬あの困った顔をしてから
笑顔になり
「俺のがモテるのに〜？」と話に参加し始めたのを見て
俺は何も声を掛けられなかった
それからさらに数ヶ月たった日
皆で飲みに行った
当然の事ながら俺は淳太の向かいの席に座った
みんながこれからのビジョンを話す中1人
「俺辞めたいねん」と発言をして
一気に空気が変わった
赤「なんでやねん。何が不満やねん」
黄「皆と居るのは楽しいよ。でもなこのままで何になれるん？」
緑「淳太は何になりたいん？」
黄「何に…」
橙「せやな。皆で目標決めような」
ドラマの主演や
ドームツアー、主演舞台に
ミリオンなんて色んな目標が上がる中
じっと黙っている淳太を俺も見つめる
青「淳太は？」
黄「…モデル」
桃「淳太になら来そうやな！」
青「スタイルはバツグンやもんな」
緑「他には？」
黄「…」
グッと何かを飲み込んだのが見えた
それは言えへんよなぁ…
紫「俺！釣りの仕事！」
桃「それずっと言ってるやん！」
紫「だってずっと目標やもん！」
みんなが笑って柔らかい空気になる
そうそう俺はアホなヤツでええねん
そのまま色々話してて
みんなの目標が達成するまでは一緒に頑張ろ！という
約束に淳太も頷いてくれた
よっしゃこっからもうひと頑張りするでー！！と
元気なシゲちゃんの掛け声に
酔ってる奴らも「おー！」なんて大きな声で返している
流石にみんな呑んでいるので
帰りはタクシーや電車で別れていく
黄「�陲舛磴鵝�
紫「ん？あぁ一緒にタクシー拾う？」
黄「そうやなくて…もう少し飲みに行かへん？」
紫「ええよ！」
まさかの誘いに断るつもりなんて1ミリもない
「俺ら一緒に帰るわー！」と淳太がみんなに言うから
2人が良いってことやんな？
淳太も酔ってなさそうやし
俺は乾杯だけやったから酔ってない
2人で大通りまで歩いて
遅くまでやっている店を探すけど
見つからなくて
長く歩いているうちに
俺の家に来ることになった
家にはもちろんお酒なんか無くて
コンビニで淳太が飲む様の分だけ勝って
俺は1人お茶を買う
好きな人か家に来るという
ビックイベントやけど
俺の頭は「辞めたい」と言ってきた時の顔が
9割を占めている
黄「おじゃましまーす。お！綺麗にしてるやん」
紫「せやで。ちゃんと片付けてるよ」
黄「そっかそっか！あはは」
紫「無理に明るくせんでええって」
黄「ぁ、せやな。ごめんな？気を使わせて」
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あい(プロフ) - あみみさん» コメントありがとうございます！登録しようと思っていたのに完全に忘れてました！とても助かりました。楽しんで頂けたら何よりです！ (6月23日 17時) (
レス) id: 5be15259b4 (このIDを非表示/違反報告)
あみみ - ↓すみません、誤字りました(＞＜) ✕きただけたら→○いただけたら (6月23日 17時) (レス) id: bf65a91d61 (このIDを非表示/違反報告)
あみみ - "負け犬の遠吠え"のお話、可愛くて大好きです！続き楽しみにしてます( ´-｀) あと余計なお世話かもしれませんが、タグに"青黄"をぜひプラスしてきただけたら、、 (6月23日 17時) (レス) id: bf65a91d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい
| 作成日時：2023年4月28日 13時
