学生の日常 (ページ10)

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4 赤side ページ10

神ちゃんは結構ソクバッキーな癖に
自分のことは「ええやん！別に！」と
言い訳してくるからいつも喧嘩になってまうねん

俺は嫌やねんから
そういう嫉妬させることをやめて欲しいのに
神ちゃんは「困ってる人ほっとくなんてアカンやろ？」と
やめてくれへん

それやのに淳太が部屋に虫が出た！と
困ってるから俺が退治しに行ったら
「そんなん照史居るねんからシゲは行かなくてもいいやん」と
拗ねられる
そんなん俺も怒ってまうやん

黄「神ちゃんは悪くないねんから…な？機嫌直して？」
赤「悪くない！」
黄「照史のこと殴ってええから。な？」
赤「嫌や。今顔みたら腹たってまうから今日は引きこもる！ほら本は淳太が渡せよ」
黄「ぇ、でも！」
赤「それか明日の朝持っていくわ」
黄「うん！朝でええから。頼むな？」

淳太はやたらと俺に押し付ける
なんでやろ？

赤「淳太が渡せばええのに…」
黄「だってシゲに渡すって神ちゃんに約束してもうたから。な？」
赤「はいはい。わかった！」

本は預かって2人で居ると
あらぬ疑いをまたかけられるからと
淳太は帰ってしまった

淳太は腹立たへんのかな？
そういえばいつも怒るのは照史で
嫉妬で怒ってるのって見ないよなぁ

紫「シゲちゃーん！」
赤「あー？」
紫「手伝ってー！」
赤「はいはーい！」

帰ってくるのが見えてるから
普段ならお迎えに行くところやけど
口からいらん言葉が出てしまいそうなので
今日はやめておこう

濵ちゃんの居るキッチンまで降りる
階段の途中で分かってしまったけど
この匂いまたカレーやな

濵ちゃんが作ると時間とるのに
作り出しが遅かったから
今日はおそい晩御飯になりそうや

紫「あ！今遅なりそうって顔したやろ！」
赤「そりゃそうやん！」
紫「安心しろって！今日はちゃんと固形ルーで作るから早いで」
赤「お！ほんまやな？信じるから！」

そういえば俺が凹んでたり
むしゃくしゃしてる時濵ちゃんは明るく接してくれるから
その事を忘れて話せるよな

流石全員の相談役様様やで

紫「今日は神ちゃんも帰ってくるんやっけ？」
赤「さぁ？そうやない？」
紫「なら7人分要るんか」
赤「考えてなかったん！？」
紫「いや！あるある！準備するから！」

わちゃわちゃ言いながら準備をしていると
欠伸をしている流星とその後ろから望が現れた

青「できたー？」
桃「お腹すいたぁ！」
紫「はいはい！もうできるから！」

濵ちゃんが皿に盛り付けているので
配膳ぐらいは手伝ってやる