学生の日常 (ページ22)

今日:34 hit、昨日:24 hit、合計:49,316 hit

5 青side ページ22

少し恥ずかしそうにしながらも
キスしてくれる望は可愛いなぁー
あーもっと寝れそう…

紫「俺用事終わったから帰るけど2人は？」
桃「帰ろうかなぁ」
青「もっと寝とこー」
紫「そろそろサボりバレるんやない？」

濵ちゃんにそう言われたタイミングで
大きな音を立てて扉が歩いて
ズシンズシン足鳴らして近づいてくるアホが1人

赤「おった！流星！練習行くぞ！」
青「嫌」
赤「アホっ！みんなで遊びに行くのがかかってるんやぞ！優勝しないと！」
青「気合入ってるんはお前だけやろ…」
赤「俺は絶対優勝しないとアカンの！ほら！行くぞ！」

シゲに無理やり起こされて
そのまま図書室を後にする

あーあ、折角望とゆっくり出来そうやったのに…

「おいー。藤井おそいぞー」
青「休ませてやー」
「シゲー練習に校庭借りれることになったぞ！」
赤「流石やっ！よし！いくぞー！」

元気な掛け声に何故かみんなやる気や…
校庭では吹奏楽部が練習しているけど
その空きスペースを借りるらしい

赤「ぁ」
青「おいおい、俺らのイチャイチャは邪魔して自分よそ見とか有り得んぞ」
赤「違うわッ！ただ、ほら神ちゃん疲れてる顔してるから…」
青「夜中まで頑張ってるみたいやな」
赤「そうなん？」
青「昨日夜中に飲み物取りに降りたら食堂で寝落ちてたわ」
赤「はぁ！？」
青「起こしたら自分で帰ったけど」
赤「お前に神ちゃんの寝顔見られたのが腹立つけど…風邪ひかへんのならええか」
青「俺の親切心やで」

放置なんかしたらもっと怒るやろ？
それに神ちゃんが寝込むとうちの彼女も
べったりになってまうし…
あぁ考えるだけでも全員感染しそう

橙「お前ら。グランドは時間で割り振ってるねんから使わへんのなら帰れや」
赤「おお！照史！」
橙「学校では桐山先生な」
青「照史が管理担当なん？」
橙「だから桐山先生な」
赤「そやっ！はよやろ！」

「お前らを待ってるんやけどー」
「はやくー」なんて急かされて
早速練習に向かうシゲ

橙「流星は優勝特典作った？」
青「いや、望もなんか気合入ってるからゆっくり話せてないわ」
橙「はぁ？晩御飯の時とかあるやんけ」
青「その時間俺寝るから」
橙「…愛想尽かされへんようにがんばれや」
青「え？怒ってた？」
橙「恋人ちゃんと捕まえとかな。人気者は大変やぞ」

ああ淳太のことか
人気者やもんな…なんて考えていると
ちょうど渡り廊下を走る姿を見つける

青「ほんまや忙しそうや」
橙「はぁ…」