学生の日常 (ページ14)

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8 橙side ページ14

他の男と2人きりになるなって
何回も言っているのに淳太くんは
全く理解してくれへん

「俺の事をそういう目で見るのはお前ぐらいや」と
毎回突っぱねられる

またこれやと怒ったら
逆にプンプンと怒っている淳太くん

黄「シゲは2人のせいで機嫌悪いの。やから照史の代わりに謝ってたしやっと落ち着いたところやったのに！」
橙「え！？で、でも！」
黄「でもやない！神ちゃんも今日はシゲに会わへん方がええわ」
緑「え！？」
黄「明日には機嫌直すって自分で話してたから信じて待つしかないな」
橙「俺らなんかしたか？」
黄「相合傘やん」
緑「え！？そんなこと！？」

相合傘！？
ただ同じ方向やから入れてもらっただけやのに？

黄「シゲからしたらそんなことやないの」
緑「普段嫉妬なんかせんのに…」

シゲが嫉妬しない！？
ないない！睨まれた数なんて数え着られへんレベルやで！

黄「え！？何言ってるん！？ずっとしてるで」
橙「そうやな。ずっとしてはるな」
黄「やっと解決策見つけて頑張るって話してたのに…2人して一緒に現れたらそりゃ照史に腹が立つやろうな」
橙「なら崇裕とかに投げたらええのに」

わざわざ淳太くんが2人きりになって
話さなくてもいいやんか…

黄「怒らせた原因が彼氏やから俺がフォローすべきやろ？」
緑「そこまで気付いてなかったわ。ごめんな？」
橙「俺も言いすぎたな…ごめん。シゲに謝りに行こか」
黄「やめとき。今行ったら火に油注ぐことなるわ…」

そっか…
ちゃんと考えてシゲのこと慰めてくれてたんやな

黄「折角のご飯も食べてへんし…はぁ。俺も食堂戻るわ」

置いてあったトレイに乗せて
中へ歩き出したので慌てて追いかける

紫「お！さげに来てくれたんか？」
黄「ごめん。シゲ食べてる途中で席外してもうたから残ってしまってるわ」
紫「んー。まぁ仕方ないよ」
青「運んだろか？」
桃「そうやな。持っていこ」
黄「いや濵ちゃん持って行ってあげて？」
紫「わかった」

崇裕がまとめて部屋に運びに行ってくれた

青「なぁ！何が原因なん？」
緑「俺と照史が一緒に帰ったことやね」
桃「あぁなるほどな」
橙「相合傘位でそない怒らんでも…」
桃「何言うてんねん。他の人とご飯行くだけで怒ってる照史に言われたくないわ」
黄「その通りや」

それは仕方ないやん…
淳太くんは無意識的に誘うねんから

緑「俺も部屋戻る…」
桃「え！？ご飯食べよ？」
青「ほら！入れたるから！」