片思い(裏) (ページ6)

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保護者ページ6

アホなんかコイツは
明らかに痛いって顔したやんけ

紫「無理すんなや」
黄「わぁっ！平気やって！」

軽い淳太をお姫様抱っこで持ち上げる
いや、思っていたより軽いわ…
淳太からするええ匂いに
心の奥の方では喜んでいるねんけど
怒ってますアピールしとかな

紫「淳太も悪いけど、怪我はみんなでフォローするしかないやん」
黄「…ごめん」
紫「わかったら今度から階段なんかで遊ばへん事やな」
黄「うん…」

ちゃんと言わないと通じひん人やからキツめに怒る
悲しませるつもりは無いけど悪い事をした自覚は持ってもらわないとな

そのまま楽屋へ戻るとマネージャーに
病院へは行きたくないと駄々を捏ねている

マ「終わってからは絶対に行きましょう」
紫「あぁ、俺ついて行くわー」
黄「はぁ？付き添いなんか要らんで」

まともに歩けへんやつが
どうやって一人で行くねん！

紫「今からは雑誌の撮影やから歩かんでもええけど病院は歩かなあかんで？」
黄「当たり前やん！」
紫「俺が抱っこしたるやん！」
黄「いらんわ」

ほっぺを膨らませてる
漫画のように文字を頭の上に書くのであれば
「ぷんぷん」って感じやな
あ、これは可愛さからひらがなにしといてな！

そんなことを思いつつ淳太と話している俺たちを
照史は苦笑いで見ている
この後仕事があって照史のサポートは受けれないと知り
顔が焦っている
そんなに俺が嫌なんかなぁ？

マ「わかりました！では終わり次第行ける場所を探しておきます！」
紫「んー、頼むわー」

まぁホンマに嫌われていたら淳太のことやから
ここが嫌とハッキリ言ってくるやろうし
俺以外のが気が楽やったんかもな

ス「次、濵田さんお願いしまーす！」
紫「はい！」

撮影は順調に進んでおり俺の番がきた
誰かが見ていないと無理をしそうなので、

紫「無理だけはせんでやー」
黄「無理してへんし。大丈夫やってー」

声をかけてから楽屋を出てそのまま撮影へ
スタジオに向かう廊下で照史とすれ違う

橙「うちの相方よろしくなー」
紫「おん！任せとけ！」

互いに肩を叩いてすれ違うだけ
照史は淳太との事を応援してくれてるから
助かるわー

直ぐに撮影が始まり
ポーズを決めつつ頭の中は淳太のこと

淳太隠してるだけで折れてたら
どないしよーなんて考えていると
流星に支えてもらいながらスタジオに入ってきた

紫「ちょっと！淳太！」
黄「ん？」
桃「流星のこと取らんでや！」
黄「ほら、奥さん拗ねてんで？俺一人で大丈夫！」