片思い(裏) (ページ50)

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終わりページ50

ふとその端っこに座って
顔をしょげていた淳太を思い出した

黄「ふふっ、覚えてる訳ないわな…」
紫「あぁ！！ここか！！」
黄「え？」
紫「1人でしかめっ面してると思ってたのにさ、話しかけたら天使か！ってぐらい綺麗に笑ってくれて！」
黄「覚えてるん？」

あんなに輝く笑顔を見たのは初めてやった
冗談とか大袈裟とかやなくホンマに
淳太の周りにキラキラと星が輝いていた

あ、天使かも…なんて漠然と感じた瞬間やった
綺麗でとても大切なものやって感じ取ってん

紫「俺初めて会ったはずやのにこの子は俺が守らないとってその時思ってん」
黄「嘘…」
紫「てか！俺ら好きになったタイミング一緒やったん！？どんだけ2人とも片思いしててん！！」

あの瞬間やったんやな
俺が淳太に惚れたん

てか！淳太もあのタイミングやったん！
過去の俺最高やん！！
今めっちゃ褒めてあげたい気持ちや！

そう思っているとくすくすと淳太が笑いだす

紫「え？ど、どないした？そんなにおもろかったか？」
黄「うん！濵ちゃん好き！」

そう言って腕の中へ飛び込んだきた
あの時と同じキラキラした顔やった
も、もしかして！

紫「え！？な、なら」
黄「うん！末永くよろしくな？」
紫「マジで！？ホンマにやで！？今更撤回とか出来へんからな！！」

ギュッと力を込める

黄「ホンマ。ごめん」
紫「何がごめん？」
黄「素直になれへんかった…ホンマは濵ちゃんとお付き合いしたいよ。だってずっとずっと大好きやったんやもん」
紫「うんうん！淳太の性格はよく分かってる！」
黄「濵ちゃん…」
紫「俺はどんな淳太も受け入れる！」
黄「ありがとう」

なんや恥ずかしかっただけやったか！
よかった！受け入れてくれて！

橙「お取り込み中すみませーん！そろそろ撤収しないとアカンのやけどー！急いで貰えます？」
黄「！」
紫「わかった！急いでいくわー！」

ニヤニヤ見ている照史に返事をしておく

黄「み、見られてたん？」
紫「そうみたいやな…」
黄「俺恥ずかしすぎてもう戻られへん…」
紫「望と流星が俺らが悪かったのかもって反省してたから仲直りしに行こかー」
黄「う、うん！」

手を繋いで2人で戻ると
みんなニヤニヤしている
隣から俺の淳太に照史が飛びついた

紫「ちょっ！」
橙「淳太くん頑張ったよ！！えらい！！」
黄「照史」
橙「幸せなってな！」

照史越えには時間かかりそうやけど
やっと大好きな人と通じ会えたことが
最高に幸せや

END