片思い(裏) (ページ22)

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チャンスページ22

みんなの応援と励ましにやる気が出たところで
その日はお開きになった

次の日仕事終わりに
このままスーパーでも行くかぁーと考えていると
シゲちゃんから電話が来た

赤「濵ちゃん！この後暇？」
紫「おん。なんで？」
赤「飯行くぞ！」
紫「あぁ、ええよー」
赤「じゃぁ〇〇で！」
紫「んー」
赤「淳太と照史居るから気合い入れてこいよ！」

そう言うとすぐに電話が切れた
はぁ…大好きやけど
やっぱりメンバーとしての距離を大切にしないと…
早速試練やん

待ち合わせ場所に到着すると
すごく笑顔でシゲちゃんが待ってた

赤「今日な神ちゃんと一緒やってさ」
紫「あぁ、昨日のこと聞いたんか」
赤「そう！だから…」
紫「しげちゃんも淳太のこと大好きやからわかると思うけど脈ないんよー」
赤「協力するやん！」
紫「いや！話聞いたんなら俺が諦めることも知ってるやろ？」
赤「絶対アカン！俺らが協力するねん！最後までやりきろう！」

ルンルンと歩き出すけど
確かに最後までやりきろうと
神ちゃんにも言われたなぁ…

お店に入るとすぐに案内してもらう
個室の中では既に2人が待っていた

赤「おつかれー」
黄「おつかれー」
赤「あ！俺淳太の隣！」
橙「別に席なんかどこでもええやろ〜」
紫「なら俺は照史の隣かー」
黄「嫌やったら変わってあげるで？」
紫「シゲの隣も疲れたー」
橙「お前人気ないなー」
赤「うるさーい！」

俺に対してドヤ顔なシゲちゃんに
少しイラッとするわ

先にメニューを見ていた2人がどんどん注文してくれるから
俺らはドリンクを決めるだけ
今日は程々にしておかないとまた淳太に嫌われるな…
淳太の横に座り甲斐甲斐しく
周りのことをしようとシゲちゃんが動いているけど
ママの周りを走り回る子供にしか見えへんなぁ

橙「崇裕は？飲まへんの？」
紫「そうやな。介抱してくれる人も居らんしー」
橙「俺らもそこまで酔うつもりやないわ！」
黄「あんまり飲みすぎひんかったら楽しんやろ？」

酔って抱きしめられたのを拒否した奴の発言か？

紫「そうやけどそのラインが難しいねん」
黄「どうせ俺酔わへんし付き合ってあげるで？」
紫「そう言いながらこの間俺の事置いて帰ったやろ？」
黄「置いて帰った訳やないよー。スタッフさんが送ることになってたから待たされへんかっただけやで」

いやいや、
置いていったのは事実やし！

納得していない俺にしげちゃんも照史も苦笑いしてるわ
仕方ないやんけ！