片思い(裏) (ページ3)

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電話ページ3

1人家に帰りぼーっと考える
そっかぁ…結婚かぁ…

結果的にそのような形になれば最高やとは思う！
ただそれが誰にでも当てはまるかと言うと…
この仕事をしている分負担になることも多いからなぁ

それよりまず淳太はきっと受け入れてくれへんと思う
やから進むなんて有り得へん話や

机に置いていたスマホがブーブーと
バイブを鳴らし机に響かせる
その音に驚いた急いで手に取ると
本日の主役からや

紫「もしもし？酔いは取れたか？」
桃「うん！だいぶ楽になったわ」
紫「明日も仕事やししっかり休めよ？」
桃「さっきからそればっかりー」
紫「流星は？」
桃「今シャワーしてる」
紫「あんまり遅くまで楽しんでたらあかんで？」
桃「なっ！変な想像するな！」
紫「はいはい。おやすみー」
桃「待って！」
紫「ん？何かあったんか？」
桃「俺は…真剣に考えて皆にも話してデメリットやってあることもわかってる。その上でこの選択をしてん」
紫「ん」
桃「濵ちゃんはずっとずっと俺の味方で居てくれたやん？」

望が流星を好きだと相談してきたのはデビューよりも前のこと
当時はそれでデビュー出来なくなるのかもと
凄く彼は焦っていた
実際4人の名前が上がった時は大泣きやった
自分のせいだと苦しんだのも横で見てきた
でも

紫「それ以上に味方は流星やろ？」
桃「そうやけど。そうやなくて！俺は濵ちゃんの幸せを応援したい！」
紫「はいはい。ありがとう」
桃「俺ら見て否定されへんって思ってもまだ進まれへんの？」
紫「それは2人が両思い前提のことや」

それにこの気持ちはとうの昔に諦めたのだ
今更付き合いたいだなんて思わない
…思ってない

桃「濵ちゃんすきなんやろ？」
紫「そうやなー。今更隠さんでも知ってるやろ？」
桃「ならなんであんなに照史に取られても平気なん？」
紫「平気？」
桃「そう！もしかしたら照史のこと好きになるかもしれへんやん！」
紫「それはないって！だって照史も俺が淳太のこと好きなのは知ってるもん」
桃「はぁ！？そうなん！？」
紫「ほとんどメンバーにはバレてるみたいですけど？」
桃「どういうこと？」
紫「俺が淳太を好きなこと」
桃「やから照史は淳太のこと狙われんってこと？」
紫「そういうこと」
桃「でも淳太は事務所外の交流も多いし…」
紫「大体淳太は同性愛に否定的やんけ」
桃「でも俺らのこと祝ってくれた！」
紫「それは可愛い弟やからってだけで自分のことになると話変わるで？」

納得いかへんのか望は文句を言っている