りゅせじゅんの世界3

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青side

イルミネーションを楽しんでいるのか歩くのが遅い
淳太に歩幅を合わせてブラブラと歩く

反射のせいもあるけど
淳太のあの大きな目がずっとキラキラしてる
その顔が可愛くてじっと見ていると
目が合った

黄「俺はこういう所好きやけど流星楽しかった？」
青「おん。楽しかったよ」
黄「ならよかった！」

周りに人が多いのもあるけど
ピッタリくっついて歩くと恋人してるなぁって思えた

黄「ホテル…このまま行く？」
青「おん」
黄「俺着替え買わないと…」
青「そうやったな…」
黄「なんかボーッとしてる。どないした？疲れたんやない？」
青「まだ元気やで」

ホテル帰ってから楽しめる程度に。
耳元でそう伝えるとビクッと身体を揺らして
どんどん顔が赤くなっていく
もう何回も身体を重ねているのに
ずっとこの反応
可愛すぎひん？

黄「ぉ、俺明日朝から仕事やもん…」
青「テレビ局まで送ってあげるから」
黄「声ガラガラにならんと、ちゃんと歩けるなら…」
青「誘ってくれるん？」
黄「違う！お前が…その…したい…なら」
青「よし！服屋行って明日の服買ってあげる！」
黄「え！今日のでええよー。それに実家帰ればあるし」
青「なら実家寄ってからホテル行く？」
黄「ぇ…流星も来るん？」
青「ぁ…いや！深い意味は無いで！」
黄「今日おとん居らんと思うけど…」
青「挨拶はちゃんとしたいねん！」
黄「へ？いや、本気なん？」
青「アカン？」
黄「ぁ、アカンわけやないけど…」
青「なら不安？」

歩いていた淳太の足が止まった
顔を覗き込むと目に涙が溜まってユラユラしてる

青「嫌ならせんよ」
黄「嫌やない！でも…否定されたらどないしよ…」

淳太は家族愛が強い子やから
不安になってもうたんやな

青「今日はせんし、先のことはゆっくり考えよ？」
黄「うん…」
青「ごめんな？そんな悲しい顔させたい訳やないねん」
黄「わかってるよ…」
青「やっぱり服買ってホテルでゆっくりしよ？」
黄「うん…」

手を引いてパークから出ていく
神ちゃんが予約してくれたホテルとは違う方向に出ていき
店を見て回っていると段々
淳太の顔も晴れてきた

青「やっと笑ってくれた」
黄「ごめんな？嫌とは全くないねんで？」
青「俺が急かしすぎただけやから」
黄「いずれは考えないとアカン事やもん」
青「ま！気を使ってあげ多分ホテルは楽しもうな！」
黄「え！いやぁ…」

2人で手を繋いでホテルに入ったけど
この写真が出回り怒られるのを知るのは帰ってからの話



END

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