りゅせじゅんの世界3

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黄side

マネージャーさんの車が去るのを2人で手を振り見送る

黄「で？本題は？」
橙「家入ってからにしよか。ここやと聞かれてまうかもやし」
黄「わかった。晩酌ちょうだいや？」
橙「朝ごはん付きですから」

俺が逃げ込む以外で照史の家に行くことは
中々ないからなんか面白くて2人とも少しふざけてる

家に入ると寝室から眠そうに様子を見に
照史の息子2匹がやってきた

俺を見つけると嬉しそうに寄ってきた
ほんまに動物は可愛くて癒しや

橙「お前ら…お父さん帰ってきたのに！」
黄「2人ともかわいいなぁ」
橙「ほらほら！はよ入って」
黄「お邪魔しまーす」

リビングでソファに座ると2匹も俺の上へ上がってくる
嬉しそうにお尻をフリフリしているのが可愛い

橙「先お風呂入る？」
黄「家主先やなくてええの？」
橙「なら先入るから2匹にもてなされていてー」
黄「おん」

まぁ照史は鬼早いの知ってるから少しゆっくり…
カバンの中身を整理しながらスマホを取り出して
怒ったりはせんやろうけど一応別の男の家に泊まるから
流星へ連絡しておく

黄『今日は照史の家に泊まります。明日はそのまま大阪行くと思う』

起きひんかったらええけどメッセージを飛ばしておく

橙「上がったでー」
黄「早！」
橙「いやいや！シャンプー2回した！」
黄「早すぎるのよ」
橙「タオルとか出してるから使ってー」
黄「サンキュー」

勝手知ったる照史の家やから遠慮なんかせん

シャワーを済ませると
しっかり着替えも置いてくれてて
ほんまよう分かってる相方ですわ

リビングに行くともう2匹は寝室に行ったようで
照史だけが待っていた

黄「本題起きてからにする」
橙「どっちでもええけど？眠い？」
黄「いやさっき寝てたからどっちでもー」
橙「なら起きてからにしよか。今話しても忘れそうやん」
黄「そうやな」

大きめな照史のベッドには
2匹が寝ているので避けながら入れてもらう

橙「あ、流星に連絡した？」
黄「したよー。浮気疑われたくないからな」
橙「ならええわ。おやすみー」
黄「おやすみー」

気を使う相手でもないのでそのまま寝た


ドタドタという音
俺の上をハァハァ言いながら乗ってくるこの暖かい塊は…

黄「シー…ゴー…おもぃ…」

ワン！と大きな返事

「おい！起きろ！」

半分夢やったのにおらんはずの人の声で目が開く

黄「りゅうせ？」
青「何してんねん！」
黄「へ？あれ？どういうこと？」
橙「おはよー！なんか朝から来たわー」

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