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目の前に建つのは大きくて立派な建物。
所謂 高級マンション。
車は宿舎の裏口に止められ、階と部屋番号を教えてもらった。ここからは1人で行けってことだろう。
誰にも見つからないようにこっそり入って 指定された部屋の前に来た。
呼び出されたってことは 話がまとまったってこと。
私はまだ心を決めきっていない状態だけど。
すぅ、っと深呼吸して インターフォンを押すと すぐに鍵が開く音がした。
そして、出て来たのは____
「ぁ…、べっきょにおっぱ、」
BH「…久しぶり」
「…っ」
BH「入って」
見た目こそ変わったものの 優しい笑顔とか香りとかは全くあの頃と変わらない、ベッキョニオッパだった。
…あ、もうベッキョニオッパって呼ぶことは許されない…かな？
「おじゃまします…」
BH「まだ片付けきれてないから汚いけど。ごめんな」
「いえ、気にしません」
私が靴を脱いでる間も 初めて入る宿舎に思わずきょろきょろしてしまった間も オッパはにこりと笑って見守ってくれた。
その瞬間だけ あの頃に戻った気がした。
.
リビングに入ると他のメンバーが大集合して 私を迎えてくれた。
まるで みんな納得した答えが出たよ、と私に伝えてくれるかのように。
「おじゃまします」
SH「朝早くにごめんね」
「いえ、」
XI「狭いけどここ座って。コーヒー出すよ」
「あ…お気遣いなく、」
SE「そんなかしこまらなくていいよ」
「…先輩、」
みんな顔馴染みとはいえ 練習生の時に関わった度合いはメンバーによりけり。
セフン先輩とかジョンイン先輩は年もそこそこ近いから仲良しだけど
他の人はあんまり。1度か2度話した程度の人もいる。
ベッキョニオッパは もちろん例外。
XI「はい どうぞ。インスタントだけど」
「わ…ありがとうございます」
ミンソクさんに出してもらったコーヒー。
即席とは思えないほどいい香りがして なんだか落ち着いた。
「おいしい…です」
XI「そ？良かった」
LY「ミンソクのコーヒーは美味しいよねぇ、」
「はい、美味しいです」
にこっと微笑みかけてくれたイーシンさんに微笑み返すと イーシンさんは 小さく 可愛い と言ってくれた。
CH「あー始まった！レイひょんの甘い口説き！」
SE「Aも惚れちゃうんじゃない？」
LY「え〜？」
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かずは(プロフ) - 宜しければ作品全てのパスワードを教えて頂きたいです。お願いします。 (2023年3月14日 17時) (
レス) id: a30e115eec (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 宜しければパスワードを教えて頂くことは可能でしょうか? (2022年9月1日 20時) (レス) id: ce235e4f39 (このIDを非表示/違反報告)
ワカナ(プロフ) - ぱらむさんが書いてある作品でパスワードがついてる作品全部のパスワードを教えていただきたいです。お願いします (2021年9月5日 13時) (レス) id: c786f6af30 (このIDを非表示/違反報告)
名無し75750号(プロフ) - 続きが見たいので 良ければパスワードおしえていただきたいです。 (2021年1月3日 15時) (レス) id: eceb575b29 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 続きみたいのでパスワード教えてほしいです！ (2020年7月19日 22時) (レス) id: 130fb68c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱらむ
| 作成日時：2016年5月6日 19時
