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全てのリハが終わって メイクも着替えも済ませて
ショーケース前 最後の休憩をとっていた。
結局オッパに相談できる時間が無かった。
メンバー達は差し入れのお菓子とかチキンに夢中だけど 私は1人隅のソファに座って 緊張に押し潰さそうだった。
BH「ん、」
「ベッキョニオッパ、」
BH「食べなこれ、好きだっただろ？」
オッパが持ってきてくれたのは 昔よく食べてたお菓子。
覚えててくれたんだ…
ベッキョニオッパはそのまま私の隣に腰掛けた。
多分、もう全部気付いてる。
BH「…いつになったら話してくれるの？」
「………、今 言ってもいいですか？」
BH「もちろん。移動する？」
「いえ、ここで大丈夫です」
今この場にウンジェさんがいないから。
下手に動くと遭遇しちゃうかもしれない。
「あ、の…実は 見ちゃった んです、ネットの…」
思い出すだけで涙が出そうになってしまう。
怖くて。
「横断幕 かかげられてて、警察、も きて…怪我した人もいて…」
BH「……」
「メンバーにまた迷惑かけるんじゃないかって。舞台に立つのが 怖くて………」
涙を堪えながら話してる間
ベッキョニオッパは黙って聞いてくれて。
最後には頭をベッキョニオッパの方へ寄せられた。
BH「そうだったんだ…。やっぱり怖いよな」
とんとんとセットが崩れない程度に頭を撫でるオッパ。
怒らないの？どんな形であれ 約束破ってネットニュース見ちゃったのに。
そのせいで こんなに色んな人に心配かけちゃってるというのに。
BH「でもな、A。そのニュースが全てじゃないよ」
「……どういうことですか、」
BH「実はangelのMVが公開された時 みんなで見たんだ。そしたらコメント欄、感動したって文字で溢れかえってて」
「…」
BH「アンチも…そりゃいたけど、Aのファンもたくさんいるよ。今日舞台に上がれば絶対わかる」
私の、ファンが…？
本当に いるの……？
BH「それに俺がサポートするって言ったでしょ？Aの魅力を知らせてやるって」
「…はい、」
BH「信じて？俺を メンバーを 自分を。Aならやれるよ」
どうして ベッキョニオッパの言葉はこんなに説得力があるんだろう。
すーって心にしみこんでいく。
そして不思議なほど私に力をくれる。
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かずは(プロフ) - 宜しければ作品全てのパスワードを教えて頂きたいです。お願いします。 (2023年3月14日 17時) (
レス) id: a30e115eec (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 宜しければパスワードを教えて頂くことは可能でしょうか? (2022年9月1日 20時) (レス) id: ce235e4f39 (このIDを非表示/違反報告)
ワカナ(プロフ) - ぱらむさんが書いてある作品でパスワードがついてる作品全部のパスワードを教えていただきたいです。お願いします (2021年9月5日 13時) (レス) id: c786f6af30 (このIDを非表示/違反報告)
名無し75750号(プロフ) - 続きが見たいので 良ければパスワードおしえていただきたいです。 (2021年1月3日 15時) (レス) id: eceb575b29 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 続きみたいのでパスワード教えてほしいです！ (2020年7月19日 22時) (レス) id: 130fb68c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱらむ
| 作成日時：2016年5月6日 19時
