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Aの母親の学生時代の記憶は、どうやら２つに分かれている様だった___興味にそそられたAが別の小瓶の中身を水盤に垂らし、再び中を覗き込むと次に現れたのは、リーマスではなかった。
同じレイブンクローカラーのネクタイやローブに身を包んだ女子生徒と男子生徒__彼らは先程リーマスとの記憶にも何度か現れた、アリアナ・アンダーソンとビル・ゲイツだった。
入学当初から何をするにも、3人は一緒だった。
食事も、授業も、談話室で寛ぐその時も__どんな時も共に過ごしていた彼らはいつも笑顔を咲かせている。
「やったな、ロキ__君のおかげで優勝カップを獲得したぞ！」
ビル・ゲイツ___その名前に聞き覚えがあると思っていたAは、クィディッチの記憶を見た瞬間にその名をどこで見たのかを思い出した。
一年生の時にドラコが案内してくれたクィディッチの優勝トロフィーに記されていた名だ___こんな形でその人物に出会うとは思いもしなかった。
記憶の場面は次々に切り替わり、Aが知らなかった母親の大切な思い出をたくさん教えてくれた。
高学年になれば彼は、アリアナと付き合い始めた__そのことを母親は大いに喜び、祝福をした。
また、リーマスと付き合うことになったロキのことを、2人は自分達のことの様に喜んだ。
同寮の友人として、時にはライバルとして互いに互いを高め合い__彼らはとても充実した日々を過ごしていた。
そんな中、ロキに不幸が起こった___アントニン・ドロホフとフェンリール・グレイバックに両親を殺されてしまったのだ__記憶の中でも、あまりにも酷い状態となった彼女の家を目の当たりにしたAは思わず目を背けたくなった。
自分なら、こんな状態になった時どんな気持ちになるのだろうか__それも想像できない程辛く悲しい出来事であったのに、母は自分を奮い立たせ、自分の役割を見つけやり遂げた__ホグワーツで待つ�狄突�達�瓩筬猯�人�瓩冒曚い鮹擇擦董�
母親が学校に再び戻ったところで、もやもやと霧が広がった様になり___最後は一気に大人となった場面で、一つの墓跡の前で力なく立ち尽くす母の姿があった。
�爐△了�代において__ロキにとって信頼を置けるのは唯一セブルスだけだった��
リーマスの言葉の意味が今になって解った__母は、ヴォルデモートが脅威を払う時代の中で両親と__大切な親友を失ったのだ。
あまりにも辛い記憶に息が止まりそうな想いだった。
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ひまわり。(プロフ) - 犬トロさん» ありがとうございます！細かい所まで注目してくださっているなんて、お恥ずかしいですが、コメントとっても嬉しいです！ (2021年7月27日 12時) (
レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - りあさん» 初めまして(^.^)嬉しいお言葉ありがとうございます！本からファンになったりあさんに共感いただけるなんて、嬉しい限りです！りあさんも、お気を付けてお過ごし下さいませ！ (2021年7月27日 12時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 初めまして！いつも楽しませてもらっています。私も本から入ったので、そうなんだよ！ドラコは寄り添いたい部分もあるけど決定的に合わない部分もあるんだよなと頷きながら読んでいます。リーマス楽しみにしています！このご時世なのでお身体に気をつけてください。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 08eec6c965 (このIDを非表示/違反報告)
犬トロ(プロフ) - このシリーズは構成や考察が素晴らしく緻密でいつも更新を心待ちにしています。家族や恋人など様々な関係性と主人公の心理描写に目が離せません、更新頑張ってください。とてもとても応援しています。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 0a2feb760f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年7月26日 21時
