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2人が医務室を去った後、しばらくしてからダンブルドアが立ち上がった。
「ディゴリー夫婦の元に行かねばならん。ハリー、残りの薬を飲むのじゃ__Aはマダムがいつもの�猝��瓩鰺儖佞靴討�れておるのでの、そちらを飲むように」
ダンブルドアが去ってから、なんとも重たい空気が漂った。ハリーも、ロンも、ハーマイオニーもAも誰も話す気にはなれなかった。
「さぁ、2人とも薬を飲まなくてはいけませんよ」
重たい沈黙を破ったのはウィーズリーおばさんだった。おばさんがハリーの薬瓶とゴブレットに手を伸ばした時にベッド脇のテーブルに置いてあった優勝賞金の袋に手が触れた。
「ゆっくりお休み。ハリー、暫くは何か他の事を考えるのよ。賞金で何を買うかを考えなさいな！」
ウィーズリーおばさんは慰めるつもりだったのかもしれない__彼女はそう言うと、ロンとハーマイオニーを連れて医務室を後にした。
ハリーは浮かない顔を見せながら、薬瓶とゴブレットに手を伸ばし、顔を青白くさせた。
自分は危うくヴォルデモートに差し出されそうになったが、ハリーは違う。実際にセドリックの死を目の当たりにし、ヴォルデモートの脅威にさらされたのだ。
比べ物にならないくらいの重圧と苦痛が彼を支配している。
「__ハリー」
遠慮がちにAが彼の名前を呼ぶと、ハリーは声を震わせて口を開いた。
「これは、僕が貰っちゃいけなかったんだ。セドリックが獲得すべき賞金だった。優勝カップに到着したのはほとんど同時だったけど、セドリックの方が一歩早かった__それでも、彼は僕が手助けしてくれたからと僕にカップを譲ろうとした___それで、、それで___僕が一緒に優勝杯を握ろうと言ったから、セドリックは死んだんだ」
___あの時、セドリックの言葉通り自分一人で優勝カップを触っていれば、彼は死なずに済んだ。僕が居なければ。
ハリーが言わんとしていることがAには手に取るように解った。みるみるうちに、ハリーの悲しみと、辛さと、痛さと、恐怖が頭の中に流れ込んできた。
「__貴方は闘い、彼を連れてここに戻って来れた。あの優勝カップが二度ポートキーとなる様に細工されていたのなら、ヴォルデモートは今夜ここに乗り込むつもりだったのかもしれない。そうならなかったのは、貴方のおかげであるはずよ」
ハリーが顔を上げた。
「さぁ、ハリー。薬を飲んで」
�狎犬韻觧咾凌緻��瓩魄�んだハリーは先程よりも穏やかな表情で眠りに付いた。
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ひまわり。(プロフ) - 犬トロさん» ありがとうございます！細かい所まで注目してくださっているなんて、お恥ずかしいですが、コメントとっても嬉しいです！ (2021年7月27日 12時) (
レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - りあさん» 初めまして(^.^)嬉しいお言葉ありがとうございます！本からファンになったりあさんに共感いただけるなんて、嬉しい限りです！りあさんも、お気を付けてお過ごし下さいませ！ (2021年7月27日 12時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 初めまして！いつも楽しませてもらっています。私も本から入ったので、そうなんだよ！ドラコは寄り添いたい部分もあるけど決定的に合わない部分もあるんだよなと頷きながら読んでいます。リーマス楽しみにしています！このご時世なのでお身体に気をつけてください。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 08eec6c965 (このIDを非表示/違反報告)
犬トロ(プロフ) - このシリーズは構成や考察が素晴らしく緻密でいつも更新を心待ちにしています。家族や恋人など様々な関係性と主人公の心理描写に目が離せません、更新頑張ってください。とてもとても応援しています。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 0a2feb760f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年7月26日 21時
