視線が交わる ページ8
ホグワーツで過ごす何度目かの満月の夜、事件は起きた。
以前から僕の秘密を嗅ぎ回っていたスネイプを懲らしめようと、シリウスが彼に暴れ柳の抑え方をわざと伝えた。
幸い、すぐに気が付いたジェームズがスネイプを助けたおかげで、人狼化した僕がスネイプを噛み付いてしまうこともなく、彼は暴れ柳から受けた攻撃の負傷だけで済んだのだ。
医務室にはバツの悪そうなスネイプと、ジェームズ、ほとんど朝方になってから人狼化を終えた僕、マダムポンフリー、ダンブルドアが居た。
�爐海糧詭�は決して口外しないこと�瓩般鸞�を交わした後に負傷したスネイプは僕と共に朝食までの時間を医務室で過ごすこととなった。
ベッドのそばのカーテンを完全に閉じ、個室状態にしているものの、もしかしたらスネイプを襲っていたかもしれないという事実が僕を少なからず興奮させ、なかなか眠りに付けずにいた。
おかげで今朝は全く眠ることが出来ないでいた。
コン、コン
朝早く、医務室をリズム良くノックする音が響く。
その軽快さから病人や怪我人ではないのが伺えた。
マダムポンフリーはそれが誰かを確認することなくサッとドアを開け、外にいた者を招き入れた。
「ぁあ、ミスグレイディ。いつも助かります＿_お父様によろしくお伝えくださるかしら」
「いいえ＿父も役に立てて嬉しいと言っていますから、、あれ、セブルス？」
マダムポンフリーに小包みを渡したAは、僕のベッドの横で身体を休めるスネイプに気が付き驚いた様に声を掛けた。
「大丈夫？？」
心配そうに声を掛ける彼女の視線が、本当に、ほんの一瞬。
カーテンのわずかな隙間から見えた僕の目と、彼女の視線がバチっと交わった。
それはホグワーツに通い始めて4年目にして初めてのことだったんだ。
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ひまわり。(プロフ) - レティシアさん» ありがとうございます😌子世代編へと続いていくのでお時間あれば目を通していただけると嬉しいです(^^) (2022年1月27日 20時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
レティシア - ……この作品、最高。これこそ私の探していた小説ｯ (2022年1月27日 19時) (レス) @page49 id: 04b1c05e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年4月14日 20時
