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ガハハ！！！と大笑いするクルー達にもまれながら、エースはチラッと席を立ったマルコに視線を送った。
「なんだ？マルコのやつ、どっか行くのか？」
その声に合わせてAもエースの視線の方角に目を向けたが、もうそこにはマルコの姿はなかった。
「テラスで夜風に当たるそうだ」
「ここんとこ忙しそうだったから酒のまわりでも早かったか」
イゾウとサッチの声が聞こえた。
___さっきのこと、謝るべきだったかな
Aは昼間のテラスで自分がマルコに少しばかり失礼な態度を取ってしまったことを思い出した。
しかし、避けられる攻撃をかわさず、受け止めるマルコの姿に、昔のことを思い出して不快に感じてしまったことは事実であった。
Aの思考が段々とその事に向くと、まるでザワザワとしていた周りの騒音がシンと静まり返った様に音が聞こえなくなり、頭の中が過去の事でいっぱいになった。
_________
パンッ！！！
「ぅうっ」
バキィッ！！！
「うぁ、」
「おい、Aしっかり目ぇ開けとけぇ！」
「痛みになれとかねぇと敵にすぐやられちまうぜ」
縛り上げた幼いAに次々と銃を放ち、時には体術をまじえながら�狠地��瓩噺世な垢�せて男達はゲラゲラと汚い笑い声を上げた。
5歳という幼い頃に母と死に別れ、傷が癒える不死にも近い身体を悪魔の実によって手に入れてしまったAは、海賊船で年頃の子ども達が経験し得ない生活を送っていた。
ジュウウ、と音を立てて、炎の様な光を放ちながら治っていく怪我を見て『コイツは面白いバケモノだ』と海賊船のクルー達は機嫌良く笑う。
傷が癒えても受ける攻撃の痛さで子どものAは気を失いそうになるがそれは許されない。
少しでも気を失ってしまえば、その日の食事も抜かれてしまっていた。
「だいぶ痛みにも耐えれる様になったな。今日はコレも使ってみようじゃねぇか」
1人の男が手にしたのは海楼石の手錠だった。
「悪魔の実の能力者の弱点は�牾い領廊瓩澄�Aも敵にコレを使われることだってあるんだ___」
___ガチャン
手にそれを付けられると、顔を上げるのも難しいくらいに一気に身体の力が抜ける。
「例え、海楼石の力を使われ痛めつけられても、敵を仕留められる程の強さを持て___」
ニヤリと笑った男が身体にナイフを突き立てる。
「ぁあぁ！！！！痛い、、！やめ、て！！！」
幼い、Aの目からは大粒の涙がこぼれた。
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ひまわり。(プロフ) - アイズさん» コメントありがとうございます！励みになります^ ^頑張ります！ (2021年3月19日 16時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました！更新楽しみにしてます！ (2021年3月19日 2時) (レス) id: 3dc7d1a49b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年2月14日 21時
