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エースはAの肩に腕を回したままこちらに歩き始め、Aも嫌がるそぶりはなくエースの腰に手を回している。
「おっ！サッチうまそうなもん食ってるじゃねぇか！」
「皿ごとは渡さないぜ、少しならつついていいぞ」
サッチの言葉を聞くとすぐにブルスケッタに手を伸ばしたエースは、口に入れた瞬間にニッと笑みを見せた。
「うめぇ！！！これ絶対使ったのAだろ」
「ふふ、正解」
仲睦まじい2人の様子に、思わずマルコは手に持っていた酒をグイッと一気に喉に流し込んだ。歳の近い2人の若者がそれぞれの身体を密着させて笑い合う姿に何故かイライラしてしまっている自分を誤魔化す為であった。
この2人には、白ひげ海賊団が間に入れない様な固い絆があるのだろう。Aとエースはここに来るよりも前にお互いを認め合って共に海を渡り合った仲なのだから、男女の関係であっても不思議ではない。
「おいおい見せつけてくれるなよなぁ！で？2人はどこまで行ってんの？お兄ちゃん達に教えなさい」
ガハハと上品とは言えない笑い声を上げながら2人にそう問うサッチに溜息を付きながら酒を注ぎ直していると、エースが『はぁ？』と声を出した。
「やるとこまでやってんだろ」
「もう、サッチ！」
質問の意味が分かったのかAから抗議の声が上がる。エースはそんなAに、まぁまぁと声を掛けて、ニヤリとこちらに向き直った。
「まぁ、ご想像通りか分からねぇけど、俺とAは特別な関係だ！」
エースのその大きめの声に、ザワザワと盛り上がっていたその場が少し静まり、ほとんどのクルーがこちらになんだなんだと視線を送り始めた。
「特別ってことはやっぱ、、」
「まぁな」
サッチの呟きを遮るかの様にもう一度エースが口を開いた。
「俺とAは血を分け合った�牴搬沖瓩澄�
「はぁ？」
意味がわからない、とマルコは思わず声を漏らした。
「Aと俺は従兄弟だ」
___従兄弟、、、？
オヤジに兄弟が居たということを聞いたことはない。だが、Aの母親であるヘルには、歳の離れた兄が居た。
「まさか、お前の父親___」
マルコがそう口を開くとエースは頷いた。
「あまり口には出したくないが、俺の父親は�爛粥璽襦�D・ロジャー�瓩澄�
「「「なにぃいいいいい！！！？！」」」
予想外の事実に、驚きの声が甲板に響き渡たり、グララ！！と笑うオヤジの声が聞こえた。
「人間みんな海の子だ！なぁ、エース！」
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ひまわり。(プロフ) - アイズさん» コメントありがとうございます！励みになります^ ^頑張ります！ (2021年3月19日 16時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました！更新楽しみにしてます！ (2021年3月19日 2時) (レス) id: 3dc7d1a49b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年2月14日 21時
