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Aと古株と言われる隊長の4人が酒を注ぎ合い飲み始めると、少し離れた所から別の隊の隊長達が集り、挨拶を交わした。
6番隊ブラメンコ、7番隊ラクヨウ、8番隊ナミュール、12番隊ハルタ、14番隊スピード・ジル、15番隊フォッサ___
「ここには居ねぇが、9番隊ブレンハイム、10番隊クリエル、11番隊キングリュー、13番隊アトモスが居る。そいつらは母船とは別行動してるよい。全部で16の隊を組んでいる___2番隊隊長は今は空きで不在
だよい。Aの所属する隊はゆくゆく決めさせてもらう」
「たくさん居るのね」
16もの隊と、その隊長と隊員達の名前を覚えるのに苦労しそうだな、と思いながらも頷き返した。せっかく挨拶を交わしたのだからと酒を注いでいると、視界の端に見慣れたテンガロンハットが映った。
「エース！」
Aがそう呼ぶと、エースは嬉しそうに片手を上げ、近くに居た数名を引き連れてこちらに向かってきてくれた。
「Aちゃん！！」
隊長達が集まっている手前、遠慮して距離を置いていた彼らであったが、久しぶりに見るAの微笑みに、我を忘れてワイワイと彼女を囲んだ。
「スペードのみんな！元気そうで良かった」
エースと共にこちらに向かってきたのはかつてともに航海を楽しんだスペード海賊団のメンバーであった。
「そうか、Aちゃんはコイツらの船に一時乗ってたんだったな」
サッチのその声に、彼女を囲んだメンバーは『すみません！』と慌てたように少し距離をとった。
「気にすんなよ、久しぶりなんだろ？ゆっくり話せよ」
「そうか？悪りぃな、ちょっとこいつ借りるわ」
サッチのその言葉に嬉しそうに答えたエースはAの肩に腕を回し、少し先にもいるスペード海賊団の他のメンバーの所へと彼女を連れて行った。
先程の自分達に向けられた笑顔とは違い、年相応に等しいパッと輝いた笑顔にマルコは少し複雑な心境を感じる。それを感じたのは他の隊長達も同じの様だった。
「やっぱ歳近いやつとの方が分かち合えるもんもあるもんなぁ〜俺っちもAちゃんとお近付きになりてぇぜ！」
「ククク、、まあ、まだ会ったばかりだからな。おや、マルコ、嫉妬かい？」
明るく言うサッチと違って、気難しそうな表情をしていたマルコにイゾウが揶揄うと、ギロっとした視線が返ってきた。
「おちょくってんじゃねぇよい」
「怖いねぇ、うちの長男さんは」
賑やかな宴は夜が明ける頃まで続けられた。
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ひまわり。(プロフ) - アイズさん» コメントありがとうございます！励みになります^ ^頑張ります！ (2021年3月19日 16時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました！更新楽しみにしてます！ (2021年3月19日 2時) (レス) id: 3dc7d1a49b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年2月14日 21時
