彩雲が広がる、 ページ2
___チュンチュン、、
オルビカ島周辺を覆っていた厚い雨雲は、強風とともに過ぎ去り爽やかな朝を迎えていた。
夜中の間降り続いた雨が水溜りを作っていたが、太陽に照らされ、キラキラと輝きを見せている。
島の海岸には白ひげ海賊団のモビーディック号が留まり、島民達は夜中の内に到着した海賊団の船長や船員達を歓迎し街や市場は多くの人で賑わっていた。
ここ、丘にある小さなレストランも静かに朝を迎え、二階の端にある小部屋で、部屋の主であるAがそっと目を覚ました。
___もう、朝だ。
長い間寝てしまっていたことに気が付き、そっと自身の左胸に手を添えた。
『お前には�牾は粟亅瓩亮蠑�を掛けて、オークションに出してやるよ！！』
瀕死の状態でも、必ずミラを守り抜きたかったAは、隠し持っていた拳銃であの男の急所を確実に狙い仕留めた。
能力者であるAがその様な抵抗を見せるとは思わなかったのであろう。彼は避けることも叶わず、放った銃弾をまともにくらい、倒れた。
もう自分の命も尽きそうだと諦めそうになった時、ミラが誰かと話をする声が聞こえた。大人の助けが来たのだと瞬時に解ったAは迷いも無くその手を掴み、�爛淵ぅ佞鮖箸辰峠特討鮗茲蟒�いて欲しい�瓩藩蠅鵑世里澄�
ナイフを受け取った男の人の手には戸惑いも見られたが、今こうして、自分の左胸に銃弾が無く、身体に力が入るということは、彼がAの頼みを受け入れてくれたおかげであったのが理解できた。
しかし、まだ幼いミラの目の前で酷な願いをしてしまったことに罪悪感もあった。
___ミラに謝っておかないと。助けてくれた人にも、お礼を言わないといけない、、、
�牾は粟亅瓩領呂�ら解放された身体の身軽さに安堵しながら、ベットのすぐ側に置かれた軽食と水を口にした後、Aは身支度を整えた。
もう一階の店ではモーニングの営業が始まっているのであろう。
芳ばしい香りが漂う階段を降り、店内へと続く扉を開いた。
___キィ、、、
「A！！！！」
「___えっ？」
扉を開けたAは、久しぶりに聞いた声と、急に抱き締められた驚きを隠せず、目を見開き固まった。
「目が覚めて良かったわ___この方達があなたに会いたいと待ってくれて居たから声を掛けにいこうと思っていたところだったのよ」
ロゼッタが微笑んだ。
カウンターには昨日丘でぶつかったあの男性と、自分の腕には久しぶりのエースの姿があった。
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ひまわり。(プロフ) - アイズさん» コメントありがとうございます！励みになります^ ^頑張ります！ (2021年3月19日 16時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました！更新楽しみにしてます！ (2021年3月19日 2時) (レス) id: 3dc7d1a49b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年2月14日 21時
