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バサッバサッ、、、バサッ！
「っはぁ、、！」
飛び続けて丸一日経った頃に、ようやく島が見えてきた。ほとんど残されていない体力を振り絞りながらAは島の浜辺に降り立った。
ドサリ！
降り立つのと同時に力が抜ける様に人間の姿に戻り、浜辺に寝そべりながら空を見上げて息を整えた。
___こんなに飛んだの、初めてだ。
海賊船にいた時はしばらく青袋鼠色の空だったが、今はキラキラと星達が輝く美しい夜空。１つひとつの星が、眩しいほどにAの眼に映り込んだ。
「綺麗」
___お母さん見て！星が綺麗！！
___本当ね、A。陸から見る星も綺麗だけど、海から見る星空はもっと壮大よ___建物や木に邪魔されず、海いっぱいに広がる星達の姿、いつかあなたにも見せてあげたいわ。
___私も、見てみたい。きっと、いつか！
___ええ、約束！
昔見上げた星空を思い出し、ポロポロと涙が溢れてきた。
何にも縛られずに夜空を見上げるなんて、母親と過ごしていた穏やかなあの日以来だった。
10年。
それはAが彼らに縛られていた時間。その時間はとても長かったはずなのに、目を瞑れば鮮明に母親の優しい心強い笑顔を思い出すことが出来た。
彼ら海賊団は本当にあっけないくらいに、海軍大将によって終止符を打たれた。あの大海原で凍らされた海賊団の船はAが飛び立ったすぐ後に、大きな音を立てて崩れていったのだから、恐らく誰も助かっていないであろう。
気が付かない内に心の一部を巧みに操られていたとはいえ、殺しや盗みを行ってきたAにはこれからどう生きていくべきなのか検討もつかない。どんな形であれ、若く力の無い少女であっても、海賊としての生き方を続けていくしか道はない様に感じられた。
ただ、あの時�狎犬�て�瓩噺世辰進貎討慮斥佞呂匹β�掻いても、絶対に貫きたいと思った。
「仇は打てないけど、強く生きて行く。お母さんの分も、海を見て、世界を知るから___」
「必ず、私は死なない」
決心した様にAはゴシゴシと涙を拭き、力強く立ち上がった。
「見てて、お母さん」
そう言うと、島の森の中へと姿を消した。
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ひまわり。(プロフ) - リンさん» ありがとうございます！わたしもどっちも大好きなので頑張ります！ (2021年2月7日 4時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 白ひげ海賊団とマルコが大好きです！これからも頑張ってください！ (2021年2月5日 0時) (レス) id: 0f94a784a5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！楽しんでもらえるように頑張ります（＾ν＾） (2021年1月18日 10時) (レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - マルコ落ちなのかな？？楽しみです！私もマルコ、一番推しなんですーーー！！！！！ (2021年1月17日 19時) (レス) id: 58cc2e87c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年1月13日 11時
